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薔薇、そして苺の香り 

今夜は写真だけ、UPします。 追記 : 近くに住む甥と姪のプレゼントの花束です。
淡いピンクと深紅のスプレー薔薇でした (昨年は薔薇のプリザーブドフラワー)

c0087710_931011.jpg 弟は、香川県の苺 「女峰」 1箱と北海道・
 野付産の帆立貝柱2個を贈ってくれました
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人生の半ばを過ぎてしまうと、女性にとって誕生日は決して触れたくないものですが、
ぷち贅沢と称して、フルーツとさらに大粒の帆立貝柱を来年のリクエストにしました ^^;

苺は甘みのなかに完熟した酸味が効いていて、本場の貝柱と共に素晴らしいです。

追記 : 失敗と反省です。7日、あることで自分のミスに気づき、担当の方に修整を
お願いしました。ところが同じ箇所に他にもあるとすぐ分かり、再度打ち明けかねて
とうとう今朝ご連絡して直して頂きました。1つのことだけ対処しようと焦り、しかし
ためらってしまい恥ずかしさが増します。落ち着かなきゃと自分に言い聞かせつつ
正しい記述を間違いだったと錯覚して訂正をお願い、実は正しかったと再訂正..

メイルだけでは申し訳なくて電話でお詫びしたとき 「仏の顔も3度」 と自分から
言いながら、あわせる顔のない心境でした。
自戒をこめてここに記録、詩を載せるのは取りやめます。 3/8

追記 : 苺はあと4粒になり、箱の 「生産者名 眞鍋勇雄」 を試しに検索しました。
こころグループ KOKORO GROUP」 という素敵なサイトがあり、眞鍋さんは会長です。
平均年齢38歳、香川県木田郡三木町の若手生産者グループだそうです。

朝に夕に、美しい瑞々しい味わいを5日間堪能しました。いままで 「とちおとめ」 や
幾つかの品種を知っているだけでした。色々食べ比べてみたいものです。
空き箱からも苺の甘い残り香がします。

P.S 後志産の選別外風の、とても小粒な淡い色の苺も好きです。男性がいろいろな
タイプの女性を好む気持ちは、お料理や食物に譬えられそうでしょうか。 3/10
by lumiere6 | 2012-03-06 23:50 | mémoire

こころ健やかに

知人が教えて下さった美しいソナタを聴きました。

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慰めの最初のしるしは、もろもろの事物が周囲から遠ざかり、各自そのあるべき場所に
退くことである。音楽も周囲に余地を欲し、われわれの周囲にいわば沈黙の空間を拡げ
る。 というのは、音楽と沈黙は、いつも人に充ちた孤独のうちに、共存するのだから。
眠りと夕べが音楽的瞑想にとって ― 特に瞑想が苦しみを鎮め、抑制しつつ、思い出の
道を進む時 ― 好ましい装飾条件となるのは、このためである。 この芸術の神
(ミューズ) は物語をしない。 しかしいつも喜びを苦しみではかり、また歩む代わりに
飛翔するこのミューズは、消え去る少し前にあらゆるものを美化するたそがれの光に
似ている。
諸芸術の体系』 第9章 音楽の諸様式について アラン. 桑原武夫/訳. 岩波書店 


写真は甥と姪からの贈り物 (プリザーブドフラワー)です。 アランは、高校のとき弟子の
アンドレ・モーロワを知って、読み始めました。 私は音楽そのものに余り親しんでおらず、
バレエや映像表現に伴う芸術という位置づけでした。 しかし音楽を分析するような文章は
好きです。 タイトルは、別の知人のお言葉がとても嬉しかったので思い出に ..
by lumiere6 | 2011-03-06 22:12 | mémoire

§ よろこびとは ..

このチェスタトンの引用文は、若き日、私の信条のようでした。 原文を何年間も
探していました。 後日少しコメントを追記したいです。

 「 しかしながら、こわれやすいということは、滅びやすいということと同じではない。
 ガラスをたたけばひとたまりもないが、たたかなければ千年ももつだろう。
 妖精の国でも、この地上においても、人間の喜びとはこのようなものであると
 私には思えた。幸福のよりどころはしようと思えばいつ何時でもできるあることを
 しないでおくということにある。しかもそれをしてはいけない理由は、往々にして
 はっきりわからないのだ。」

G・K・チェスタトン 『妖精の国の倫理』 (『現代キリスト教思想叢書 3』 P232
 緒方登摩訳 白水社) 『建築の世紀末』 鈴木博之 晶文社 P175 より孫引き

Remember, however, that to be breakable is not the same as to be
perishable. Strike a glass, and it will not endure an instant; simply
do not strike it, and it will endure a thousand years. Such, it seemed,
was the joy of man, either in elfland or on earth; the happiness
depended on NOT DOING SOMETHING which you could at any moment
do and which, very often, it was not obvious why you should not do.

Page by Page Books The Ethics of Elfland  Gilbert K. Chesterton
  → http://www.pagebypagebooks.com/Orthodoxy    
 
c0087710_2271732.jpg踏み出して後悔するより、しない後悔
恋愛においては、理性か自制心か、
臆病それとも壊したくない夢だったのか。

粉々になっても、ガラスの煌きと本質は
変わらない。元の形さえ求めなければ

何かをして知りうるその感覚を、永遠に
想像できる幸せ、知らないという喜び 
     11/24   -m- 

pour ma défunte mère    写真は、引用文および書籍と無関係です。
by lumiere6 | 2008-11-21 22:10 | mémoire

夏の夜

c0087710_2353404.jpg か - 感動、 き - 緊張感、
 く - くつろぎ  け - 決断力、
 こ - 好奇心

 母は新聞や書籍、TVで見聞したことを
 よくメモしていた。敬語や手紙の文例も。

 焦らず、まよわず、くじけずと遺してくれた。
 l'anniversaire de ma défunte mère

by lumiere6 | 2008-07-17 23:59 | mémoire

或る日

c0087710_124639.jpgc0087710_14982.jpg
憧がれなくて うつせみに
とわの光は 認め得じ
 

ミケランジェロ の詩より
『イタリアの美術』
鹿島出版会 SD選書


魚座は美と情緒に弱く、感性に生きる傾向のようです ..
mon neveu と ma nièce から紅薔薇、 お皿は YORKSHER ROSE (白薔薇)

by lumiere6 | 2008-03-06 23:58 | la vie

花に寄せて

  1990年代、ある会報に寄稿させて頂いたものです。全て元の文章のままで、
  時間の表現は書いたころを基点にしています。
 

Aux Fleurs
 ひと月程ほど前、ペルシャ絨毯を鑑賞する機会を得た。 精緻な模様に悠久の時を
感じた。1枚の絵柄が今も思い浮ぶ。淡い空色に薔薇が映え絹の光沢を放っていた。
深紅の花びらが織りなすイマージュは未知への憧れにも似た香りを漂わせ、詩情を
誘う。
 北フランス生まれのヴォルモール夫人は19世紀半ば、ペルシャの大詩人サアディに
倣い、薔薇をうたっている。 風に飛び去った花が海を紅に染める光景から、恋の嘆きや
高鳴りが聞こえ来るような詩である。 そうして想いは子どもの頃愛読した 『家なき子』
(マロ) にかえりゆく。
 優しい両親の下、人生の明暗など考え及ばない当時、本を通じて学ぶことが多かった。
主人公レミ少年と善意の人々を襲う苦難に幼い正義感が燃え、家族・師弟・仲間の絆に
いつも涙ぐんでしまった。 健気な動物達も何と親しい友であったろう。
 とりわけ忘れ難いシーンがある。 言葉の不自由な少女リーズが、レミと離れ離れに
なる折、2本に分かれた蕾のばらを1本は自分に、もう片方はレミに贈ったのである。
ばらに囲まれて育った私だが、綻びかけた姿は格別の存在。 おとめの真心と秘めやかな
情熱が重なり、いとしく眺める。
 さてフランスには16世紀末迄 “バラ贈与” と呼ばれた税制があり、貴族は議会に
バラを納める義務があったそうだ。 部屋に撒いたり、華々しい習慣について文庫クセジュ
『花の歴史』 に記されているが、英米文学植物事典でも触れている。 因みにこの事典で
他の花は数頁なのにバラだけが29頁に及ぶ。 でも仏文学に関する植物の本ならば
どんなに嬉しい発見があるだろう。切に仏語版を求む!
 古くから愛の象徴とされ、色・形状により様々な花ことばを持つ薔薇。 学生時代、
ヒロインがエグランティヌという名の小説に出逢った。 野バラの事らしく “春と詩・孤独・
素朴な美・痛手の回復” 等の意味が書かれている。 あら筋は ― 清らかに身も心も
愛する人に誠実だった娘、面影を抱きつパリの街にひっそり生きざるを得なかった。 ―
説明しすぎては寧ろ作品の魅力を損ないそうだ。 真摯な、慈愛に充ちたまなざしの
堀口大学氏の解説が印象深い。 細やかな自然描写も同様である。 優しく、世俗から
遠いと言われていた自分を省みれば懐かしく迫る 『光ほのか』 (オードゥ)。
心に根づいた二度目の仏蘭西のバラだった。
 ところで純愛とはどのようなものだろう? プラトニックか否か関わるだろうか。
前述の詩は極めて官能的な情緒を湛えた表現で結ばれている。 残念ながら仏語の
原文を知らず、斉藤磯雄氏の典雅な文語訳と共にご紹介出来なかった。 いつの日か
朗読してみたい。
 
後年、仏語の詩集を見つけました。 文中、英米文学植物事典と書いているのは、
『英米文学植物民俗誌』 加藤憲市 著  冨山房 のことです。
『家なき子』 (1878年) はレミ少年が富と愛情に恵まれ幸せになり、老犬カピは
長寿で余生をおくっている終章です。同時代 (1872年) の 『フランダースの犬』 の
ネロ少年とパトラッシュとは何という違いでしょう。 お正月、青空文庫で菊池寛訳の
後者を読みました。 08/01/08 2行目を追記、詩はこちらに
 

ご参考に → ベルギー観光局オフィシャル・ニュースレター 2007年10月19日配信
ドキュメンタリー 「パトラッシュ ~ フランダースの犬」 試写会 
http://www.belgium-travel.jp/enewsletter/archives/2007/10/post_56.html   07/01/08 紹介サイト変更
by lumiere6 | 2008-01-07 22:43 | mémoire

§ 野山にあれば ..

c0087710_024845.jpg 暗い土を蔽う黄色が、
 淡い光を受けて行く手を示す
 生命を失くすものの最期のおののき
 踏みしめられる音は  11月の雨に消えて
 静かに朽ち果てていく、 大木の下に
 かつて人は見上げてその輝きを称え
 いまは不要のものとして 視野に入るだけ
 野山にあれば  めぐりめぐって
 春の芽生えに出会えるものを、 人が生きる
 街では  いずこかに運び去られ、そして .. 
                       -m-
 風が渦巻く猛吹雪の夜に、そぐわない言葉を連ねて良いものか、
 もう季節は一変したというのに ..  迷いました。  11/22 深夜      
 雪が降るまえに咲いていた薔薇  07/11/15 撮影

by lumiere6 | 2007-11-21 23:54 | mémoire

絵のように ..

c0087710_23323031.jpg    森かげにもたれてきけば
   かず知れぬものの響きとけあう
   たのしいそのひと時 よろこびはきわまり
   胸に生まれくる 悲しみのおもい

   自然は 私のうちに波うつ魂を
   その美しい万象に結びつける
   しかし人間はいかに人間を扱ってきたか
   おもえば心はくらくなる  
              ― ワーズワース ―

 『水の子』 The Water Babies  チャールズ・キングスレイ (1819 -1875)
  阿部知二 訳  岩波少年文庫 (第一章  7頁)


蔓りんどうが時期を過ぎ、ひとつ咲いた。父は植物が好きだった。 私は母に
愛情を持ちすぎて、実の親なのに心を振り向ける度合いが違っていた。  
前の家に住んでいたとき、父の丹精した小さな木々や花を大切に育てていた母、
「生きた美しい風景画のよう ..」 と空を仰ぎ、想いを綴っていた。 10/28 修正
pour l'anniversaire de mon défunt père   写真は10/25
by lumiere6 | 2007-10-26 23:58 | mémoire

小さな薔薇

c0087710_00371.jpg
  お店に並ぶとき、 小さな薔薇は
  かろうじて根が隠れるほどの
  僅かの土だけで、
  最も美しい開花を迎える.

  植え替えて、違った環境で
  新しい蕾が育ったとき、
  ようやく植物として
  生まれ変わる
 
  
  そんな風に、花壇の薔薇が3年を過ぎた
  風に吹かれると、細い茎が 揺れながら折れもせず、 その
  真紅は、くっきりとしている.   この行修正
 
  傍らの薔薇は、淡い紅にクリーム色が混じっている
  晩秋のはなびらは、薄く儚い

  ※ 投稿のとき日付が変わり、22日にしました。
    写真は買ったばかりのミニ薔薇です。 → 10/26

by lumiere6 | 2007-10-22 23:58 | mémoire

しろい薔薇と薄紅色

c0087710_23594831.jpg      まぼろしの薔薇      大手拓次
  Ⅳ
 まつしろいほのほのなかに、
 おまへはうつくしい眼をとぢてわたしをさそふ。
 ゆふぐれのこみちにうかみでるしろばらよ、
 うすやみにうかみでるみどりのおびのしろばらよ、
 おまへはにほやかな眼をとぢて、
 わたしのさびしいむねに花をひらく。

c0087710_002186.jpg   Ⅴ
  なやましくふりつもるこころのおくの薔薇の花よ、
  わたしはかくすけれども、
  よるのふけるにつれてまざまざとうかみでる
           かなしいしろばらの花よ、
  さまざまのおもひをこめたおまへの秘密のかほが、
  みづのなかの月のやうに
  はてしのないながれのなかにうかんでくる。

出典 : 「青空文庫」 Ⅰ~ Ⅷ   http://www.aozora.gr.jp/  

白薔薇を題材に、貴女がくちづけした跡は薄紅に、と詩を書いたことがあります。
一節目は、ふんわりと摘み取られた白い小さな花びら、貴女は幼子のように微笑み
黙ってさしだした。はらはらとこぼれ散る 朝の香気、・・・と続きました。(沈丁花)
選者(詩人)による、職場誌の掲載評は、「少し甘すぎる」 でした。
今は相当気恥ずかしい内容ですが、人に対して純粋だったかな、と思います。
後年、大手拓次の詩に出遭って惹かれました。
 薔薇は筆者撮影 8/21
8/22 朝、記事タイトルを変えました。


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