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「倉敷ござ屋」 さん 

金曜の夕方から熱が出て、久々に早めに眠りました。風邪ではありませんが、今日も
外出を止しました。この1年余り、地デジをしおに完全にテレビ離れをして良かったと
思うようなニュースが続いています。せめて少しでも自分の身辺をきれいにして運気を
高めたいと、ものを減らすことに思案しつつ、部屋を眺めています。

先月は、和室に上敷き (茣蓙) を買いました。仏間にしており、畳は6年程前に取替え、
日焼けしないように布で覆っていました。お掃除しやすくなり、見た目もすっきりです。
どうしても国産のいぐさの品がほしくて、市内には畳屋さんしかなくて、インターネットで
探しました。ネット流通サイトではなく、昔ながらのお店に直接注文したいと思いました。

「倉敷ござ屋」 さん  http://www.kurashiki-gozaya.com/
サイズオーダーができて、リーズナブルです。親切に対応下さいました。素適な柄の
花ござもあり、気持ちも明るくなりそうですが、居間も寝室も家具の下になってしまい、
1人暮らしには勿体無いです。 → (センターラグ) ブラージュ やラプソディ
http://www.kurashiki-gozaya.com/item/index.php?main=1&sub=1

購入プレゼントで、2色で織られた花瓶敷き(39cm×29cm) を頂きました。
いい感じに雰囲気が出ています。洋風のガラス小箱は 「焼香炭」入れに転用したもの。
今年最後の、庭の紫陽花です。

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写真左 : 上段は、三段の金杯 (24金GPにつき、お宝にはならず ^^) 母が私の良縁を
願って飾ったのでは ..経緯を憶えていませんが、とうとう未婚ですから、変でしょうか。

検索 : 「畳のココロ 」 http://blog.livedoor.jp/tataminokokoro/
熊本で畳表を生産するい草農家さんのブログ。 生育から刈り取り、製作の様子が、
日常風景の中で紹介されています。北海道では想像つかなくて興味深いです。実は
熊本県は、いぐさの大部分を生産しているそうですが、和室が減り、輸入にも押されて
一時期、深刻な大打撃を受け、悲しい出来事が続いたと、別のサイトで読みました。

最初は九州に注文しようと思いながらも、豪雨や災害がひどい頃で、倉敷にしました。
でも生産地の方々が頑張って、被害を最小限に食い止めたらしく、いぐさは立派に
育ったらしいです。品質の良い日本のいぐさを使った、日本の伝統産業が、生業として
永く存続していくように、心より願っております。
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by lumiere6 | 2012-08-12 23:52 | la vie

ある科学者のブログ記事より ...

当地はうっすらと雪化粧。 寒暖のたびに路面が凍り、滑りやすいです。関東の南では
梅が満開らしいですのに ...  「macroscope」 というブログで、下記のタイトルの
非常に興味深い論述を拝見しました。 筆者は或る大学の地球環境科学の研究者と
思われます。 私は昨年12月、ある英語の言葉を検索していて偶然知ったサイトです。

「十万年、百万年の桁の時間スケールを歌う人々が住む国」 2012-03-16
http://d.hatena.ne.jp/masudako/20120316/1331891911

日本語の 「うたう」 には、「詠う」 もありますが、この記事名は 「歌う → 唄う」 と考え、
なぜかネパールやアンデス地方の民族音楽を想像しました。まさかご専門の視点から
日本の国歌 「君が代」 の歌詞を分析なさったとは ...  次の一節の時間スケールも
数字が示され、まさに悠久のときです。 「さざれ石の いわおとなりて こけのむすまで」

「ゆく川の流れはたえずして... 持続性の思想、準定常系の概念」 2012-03-16
http://d.hatena.ne.jp/masudako/20120316/1331892204

言うまでもなく 「方丈記」について、筆者は最初の2文の英訳を試みています。 「川」と
「ゆく川」 とのイメージの違いですが、「ゆく春」 という表現もあるように、私は 「ゆく」 に
水や時間の動きが、よりはっきりと感じられます。 自分はとどまらざるを得なくて、佇み、
見送る ...そのような心象風景です。どんなに下流の果て、河口から流れをみても、
「来る川」 とは言わないですね。 「うたかた」 はフランス映画の邦題にも使われました。

追記 : 「方丈記」 で思い出すのが、『建築の世紀末』 (鈴木博之、晶文社) です。
20年位前に買いましたが、チェスタトンの引用も好きです → 日記 2008.11.21
後世に語り継がれるような和歌や随筆は、物理や工学の原理に全く無知であっても
ものごとの本質を捉え、教えていると思います。 言いあらわされる現象が、どうして
生じるのか、探究し続けるのが、科学者ということになるのでしょうか。 科学によって
解明されていく事柄が、日本人の自然観を裏打ちすることにもなるのでは ..,
 
・・・ 技術は、ひとつの目標を設定し、その目的に合致するように世界を抽象して、
有益な体系をくみ立てる。つまりは極めて意識的な世界把握が技術の根底にはある。
 水の流れを眺めるときにも、「ゆく川の流れは絶えずして、しかももとの水にはあらず」
と観じたり、「世の中は何か常なるあすか川、きのふの淵ぞ今日は瀬となる」 と歎ずる
ところに技術はおこらない。流れを流体と見て、その力で水車を回したり、瀬と淵の
不安定をとり去って安定した水を得ようとするところに土木事業がおきる。 そうした
技術発想は、川を情緒を含めた全体としてなかなか捉えない。勿論、和歌や随筆に
よって描き出される川は、川の一面的な姿でしかないけれど、技術的発想によって
捉えられる川も、同じように一面的なものにしかすぎない。問題なのは、技術的発想に
よって川を捉える人は、そうした自己の把握を一面的なものとして限定しようとしない
点である。 
 (同書 260頁)

スペイン民謡 「愛のロマンス」 (禁じられた遊び) 作詞 : 薩摩忠  ※2節、4節目
川のそばを通る風は           水は雲のように流れ
水の声をはこんでくる          時は影のようにうつり
水の声は帰らぬ日を           思い出だけ今も深く
耳にささやく                胸にとどまる


弟にもらったwhite day のお菓子のことを近日中に。冷え込みが続き少し疲れました。
タイトルは修整、3/21の追記と3/20のスペイン民謡の順を変えました。
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by lumiere6 | 2012-03-20 22:50 | la vie

「すばらしい台湾マンゴー」 in 北大祭 1

ひと月過ぎましたが、2011年の北大祭のよい思い出を少々お伝えします。

6月4日(土) 薬学研究院と環境科学院のイベントのどちらも行きたくて迷いました。
環境サイエンス・トークの最初が、フランス人のようなお名前の博士研究員でしたから
お聞きしたかったのですが間に合わず、結局、薬学講演会の途中から参加しました。
ごく簡単なメモは後日に。 終了後は留学生の出店めぐりをしました。

台湾のコーナーでは、マンゴーのカットが大きめの透明カップに入って、500円でした。 
みずみずしい輝きを放つ果肉、香りも素晴らしく、なめらかで上品な味 ..デジカメ撮影を
忘れてしまうほどで、食べごたえも十分でした。私はスーパーで安いのを数回買っただけ
です。 初めて本物の美味しさを知りました。 果実1個 1000円にとても心が動いたけれど
贅沢かと我慢しました。 来年はぜひ、たっぷりと味わうつもりです。  

パイナップルケーキを試しに買って帰りました。 小さな、やわらかいクッキーのようで中に
固めのジャム風の (多分パインのペースト) が入っていました。 去り際に、少し話をした
女子留学生が台湾の観光資料のファイルを下さいました。 控えめで素直そうな方でした。

「台湾を遊ぼう」 は普通のパンフのようですが, 「無限大のおもしろさ!台湾の鉄道旅行」
は、商業的な雰囲気が殆どない、書籍に向かうような楽しさをもたらしてくれます。
カラフルでさまざまなデザインの列車や歴史の面影を残す駅舎の建築スタイルが,豊富な
写真で紹介されています。  ある頁のキャプションをとても嬉しく思いました。

追記 : 山岳鉄道の絶景と森林の散歩道、南国情緒、台湾海峡と太平洋の眺望 .. など
眺めていると行きたくなります。竹田駅には 「池上一郎博士文庫」 という図書室がある
そうです。軍医だった博士が寄贈した日本語の蔵書をもとに発足、今では5000冊に及ぶ
らしく、写真では天井まで沢山の本が収められています。マンゴーかき氷も美味しそう ^^

右上のファイルはA4対応、表面にプリント。 右下の台湾バナナは札幌エスタにて
07/10  入力ミスや表現を少し修正

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by lumiere6 | 2011-07-10 01:27 | la vie

吟遊科学者   

科学技術講演会 「極限環境に探る地球生命の原理」
2/21 (木) 15:00~16:30 終了後 懇話会   於: 札幌後楽園ホテル
主催 : NPO法人 フロンティアテクノセンター、  財) 北海道科学技術総合振興センター
講師 : 長沼毅 准教授 (広島大学大学院 生物圏科学研究科)
        
黒のモード風なJK、襟元は淡水色にストライプのスカーフ姿で登場なさった
長沼先生のご研究テーマを当日のレジュメから 『 』 に引用させて頂きます。
(08/03/05 正午 メモ後半など追記)


"生命の起源を探る" こと 、『生命誕生の場所を求め、砂漠、深海、地底、南極や
北極といった辺境の地を調査し、生命の多様性と可能性 (限界) を探って 』
『また、今年は50年に一度の 「国際極年」 であり、世界各国で南極と北極の
調査研究』 をするそうです。(19世紀から過去250年間行なわれてきた!)
1頁半ほどメモしましたが、かなり乱雑ですので、以下はごく僅かな部分です。


・謎の深海生物 チューブワーム 
 海底火山のところに広く分布。大きなものは3m、えらとソーセージのような形
 一番古い化石は3億年前。 水圧650気圧(1㎠に650kg)、全身に隈なく水圧、
 (私達は1気圧の中にいる ) 食べることをやめた動物。口・胃腸・肛門がない、
 矛盾にみちた生きもの。有鬚(しゅ)動物門のハオリムシ綱。栄養供給は体内の
 共生微生物に依存、学者にとって進化の断面を見ている。

・イオウ酸化菌・・・ 硫黄の酸化から化学エネルギーを得て暗黒の光合成
 独立栄養と従属栄養、リソトロフィー (岩石栄養) lithtrophy

・南極氷床下湖 (ボストーク湖)3,500m以上の厚さの氷の下。あと数メートルの
 地点まで穴をほり進んでいるが、汚染しないように、この5年間足踏み状態。

・『生命とは何か?』 E・シュレディンガー What is life? 細胞個体レベル,
 "負のエントロピー" を食べて構造と情報の秩序を保つシステム
 惑星生物圏レベル, 還元端と酸化端の間で揺れ動く炭素化合物 (各々化学式)

・木星のガリレオ衛星 ・・ Ⅰイオ (火山活動)、 Ⅱエウロパ (表面:氷殻5-50㎞)
 問題は距離ではなく重力 (それで換算) 有人潜水調査船 「しんかい6500」 と
 彼方、エウロパを結ぶサイエンスなどが語られ、予定を20分超えて終了しました。
 岩石の成分と微生物の関係に新たな興味が湧きました。 コンクリートの劣化や
 耐久性を考えますと、人間のつくりだすもの・人工物は、自然界の生命の営みの
 サイクルに組み込まれていないからかなぁと思ってしまいます。


※ テレビ出演  2007/9/18 放送 NHK
「プロフェッショナル仕事の流儀  地の果てにこそ真実がある」 http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/070918/index.html

※近年のご著書  『深層水 「湧昇」、海を耕す!』 集英社 2006
 『生物海洋学入門  第2版(翻訳)』 講談社 2005

参考 (自己検索)
ハイパー海洋地球百科事典  独立行政法人 海洋研究開発機構
http://www.jamstec.go.jp/opedia/Docs/desc.pl?doc=21
        
頂いたお名刺は、中央のお名前の下に 「吟遊科学者」 と少し小さな文字、
美しいブルーの濃淡を背景に、透明な球体が浮遊する神秘的なデザインです。
裏面の深緑色で描かれたwine? の挿絵も楽しいです。

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by lumiere6 | 2008-03-05 02:31 | 上記外 講演会等

2007年 日本地質学会 第114年学術大会 市民講演会

発掘!眠れる地質遺産 マチ起こしの目覚まし ~ジオパークの試み~
9/9 (日) 13:00 ~ 15:00  於:北海道大学理学部5号館講堂

資料: 「ジオツーリズムとジオパーク」 日本地質学会ジオパーク設立推進委員会 
    詳細は日本地質学会Web site → http://www.geosociety.jp
    「アポイの鼓動  ~かんらん岩 見る・触れる・感じる広場~」
メモ
1.挨拶と説明  日本地質学会副会長 佃栄吉氏
世界ジオパークネットワーク 現在ヨーロッパ、中国中心に52ヶ所
中国 ・・ クローズドシステム(有料)、2004年 800万人入場、「焦作現象」
ヨーロッパ ・・ 人が主体(研究者や地元ガイド)、中世の街並みとともに観光資源

なぜ地域振興、観光振興に貢献するか、既存の国立公園との違いは
人間活動、地域活動と自然の関わり、地域の自立活動を促す→持続可能な社会                
ジオパークの本当の意味は「存在」ではなく「活動」、地域のネットワーク、人作り
環境問題、防災を考える。最終目標は、ふるさとを愛する国民ができること
ジオツーリズムは北海道に2ヶ所、エコを支えるジオパーク、QQL→QQE(earth)

2.講演    北海道大学名誉教授 岡田弘氏
「有珠山ジオパークの魅力 - 活発な地球を学び親しもう-」
Act Locally, Think Globally as a member of the earth
1985年コロンビアの噴火を契機にハザードマップの地域理解と利用が重視
来年のG8、サミットを前に、地元にとって1つのステップとして前進したい。

隆起した部分を子供たちに見せて、地球は変動していることを色々な機会に
学ぶことが大事。ユネスコのジオパーク(地質遺産)計画について
ここ100年の自然災害の歴史、節目と対策を解説
災害者に対する関係者のコミュニケーションと地域連携が重要

エコミュージアム構想の目指すもの、壮瞥町のHPより 
メインテーマ: 火の山」・「北の大地の歴史」にふれる自然博物館
3つのエリア: http://www.town.sobetsu.hokkaido.jp/eco/index.htm
「火山の恵み(遺構)」「大地の恵みと文化」「先人の歴史と海の恵み」

地元に行ったら、そこにしかない、そこから発祥(発想?) したもの
押し付けでなく欲しくなるものがあれば。明治時代、火口近くに遊歩道、
絵葉書があった。100年間に植生が変わった歴史を観察できるのだが、
森林になっていくと人が入らなくなる。
何を保存するか。保存とは何だろう。きちんと考えていかねば。
火山と植物を含めた地域の資源、全体の仕組みを理解、裏には人づくり
壮瞥町の市民大学講座、体験して五感で知ってもらう、子供郷土史講座 

かつて嘘と欺瞞の観光パンフ、たった6行の解説がすべてウソ
地球科学を学んだ人たちが世の中できちんと発言してこなかった

災害遺構としての保存・活用 behind the story
激しい噴石に襲われた洞爺湖幼稚園、4回石が降った
桜ヶ丘団地、国道230号線の橋が2階に衝突した痕跡を保存・公開中
残っているものの陰にどういうことがあるか。

ゆっくり壊れていく建物は世界的にも稀少
『有珠山 その変動と災害』 北海道大学図書刊行会 門村浩ほか編著
火山の恵みと自然災害を学ぶ。 (国道230号線の地溝=グラーベン)
学生達の声:自然のパワーに感激・感動、植物の生命力、
人間の力も大したもの、研究や科学の力や意味が分かった。
北海道の観光の難題克服への道、年配の旅行者に対する配慮
春・秋観光、修学旅行のニーズに合わせた受け入れ

拙稿 → 日本放射線影響学会 市民公開講座 「火山・地震について」 
     「今日は明日を照らし出す」   市民公開講座 -2-  

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by lumiere6 | 2007-09-09 23:33 | 北大 学会等

リュカ・バリトー講演会 「ファーブル」

7月7日(土) 13:30 ~ 15:00        於 : 北海道大学総合博物館
日仏共同企画 「ファーブルにまなぶ」 の一環  講師 : リュカ・バリトー 氏 
ジャン=アンリ・ファーブル生家・博物館 野外活動指導員、仏昆虫学会会員

〔当日のメモ断片から〕
ファーブルの文体を高く評価。優れた学識と誇り、文章だけでない価値を理解
してもらいたいと語った。 誕生から亡くなる迄を辿り、観察者としての忍耐は
どのように培われたか、ファーブル自身の言葉を交えて人生が紡ぎだされた。
  
知能の本質とは物事の意味を観察し、意識すること。「なぜ」があれば、
「なぜなら」もある。新しい状況に新しい行動、元に戻って考え直すのも知能
学ぶためには自分の目で個々の特徴をしっかり捉え、奥深く見る。そして
最初に一瞥で判別するまでになる。物事に共鳴することが大切 .. ファーブル

                        
非営利的なことや芸術はファーブルの人間性に必要だったそうで、子どもの頃
自然豊かな地で過ごしたことも、後年に影響を与えたと言われる。ファーブルは
研究の新しい素材をいつも探し、あたかもシジュポスのように取り組んだ。
相次いで家族を失った悲しみを乗り越え、野生の木々の香りが心を揺さぶると
知り、大地を見て草花に跪き、野原のきらびやかな花を見つけた。

科学を開放しようとしたファーブル。専門家の知識を一種馬鹿にしていた。
知性だけでなく心にも語りかけ、一般の人にも科学が分かり易いようにできる
能力があり、科学書が普及することで科学が誰にでも分かり易いものとなった。
ラ・フォンテーヌの寓話以来の物語性、詩的表現。一時ノーベル文学賞候補。

ファーブルは晩年、どんな小さな学校ででも読める簡単な本を、お話を入れて
ドラマ化された形で書いてみたい、「ポールおじさんの科学」と名づけたいと
願ったそうだ。何もわかっていない子供たち向けの本、それはもっと知りたがる
子どもたちの興味を引いたと言う。

バリトー氏によれば、ラマルクとダーウィンはファーブルを無視、哲学者の
ベルクソン*は心から尊敬、数学者のポアンカレ*が賛辞、劇作家のロスタン
作家のロマン・ロラン*がもっとも強烈なオマージュを捧げたそうだ。
また、ストックホルムの科学アカデミーからリンネのメダルを授与されたこと、
ビクトル・ルグロによる伝記、R・ロランやロスタンの手紙等が紹介された。
  最も賛美する人、幾多の本を読んでいる。非凡な観察の忍耐は
  芸術と同じように私をうっとりさせる。(R.ロラン)


「研究生活で何を代価に払ったか」 に、ファーブルの答えは「時間と忍耐」
だったそう。講話後、15枚の写真画像を説明 (ファーブルの生家とアルマスの
博物館、乾燥地、湿地帯に咲く花や蝶 ほか) 文言修正 07/08

〔会場からの質問〕
Q:フランスの昆虫の(生息)状況は。日本では農薬の影響か、少なくなっている
A:パリの近くは殆ど何もいない。大都市近辺も。 アヴェロンにあるような県、
田舎にはまだ沢山いる。今でも少し前に新発見も出ている。
少なくなっている地方は目録を作るなど行動し、毎年研究を進め、お互いに
データを交換している。

〔その他〕
若手研究者が来場者の質問に答えたり、巡回なさっています。

かつて愛読した作家や僅かにかじった哲学者などがファーブルの支援を図ったと
知り、嬉しかった。作品だけでなく生き方も肯定したいから。


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by lumiere6 | 2007-07-08 16:37 | 北大 セミナー他

北大総合博物館   日仏共同企画展など続々

市民セミナー 21世紀COE・新自然史科学創成 6/23(土) 13:30 ~
「寄生虫だけじゃない -線虫の多様性:人知れず生きる自活性の線虫-」
              鬼頭研二 講師 (札幌医科大学医学部 生物学教室)
3.鳥取砂丘
 食性型分布40種、オアシスは11種で一番多く、砂丘の特徴が出ている。
 どうやって砂丘の中に入り込んだか、砂浜と海との関係が不明
 ニセアカシアやクロマツ付近は普通と同じ
4.南極大陸   誤変換等訂正 6/24
 小さな虫だけ苔などに通年いる (原生動物,線虫,クマムシ,ワムシ,ダニ,トビムシ?) 
 1995-96年 オーストラリア隊、2001-01年 チリ隊と一緒に行った
・海洋性南極-南極半島部 キングジョージ島、ふかふかの苔の群落、
 顕花植物(種子植物)ここだけに存在、苔から10種の線虫、計17種
・大陸性南極-30種、両地域に同じ種類が少ない
ケーシー基地 (排水汚染土壌) 夏場は氷が溶け、地面の下は淡水に近い
 普通の海岸線にない特別の環境、人間が手を入れた特殊な環境の研究が
 できる。人間が持ち込んだ線虫が分布を拡げつつあるのではないか。

多くの線虫は寄生性ではなく、細菌や微小な藻、小さな無脊椎動物を餌に自活
会場から質問:砂場で子どもが砂を口にした場合は-大丈夫、何ともない。

『昆虫記』 刊行100年記念 日仏共同企画 「ファーブルにまなぶ」
7月1日 (日) ~ 9月17日(月) 昆虫記後100年間の科学的進展も振り返る
北海道大学総合博物館ニュース 第14号 (2007年1月)
→ http://www.museum.hokudai.ac.jp/newsletter/

オープニングレクチャー 6/30(土) 13:30 ~16:00
フランス国立自然史博物館 アルマス・ジャン-アンリ・ファーブル館 アンヌ・マリー・スレザック氏
以後セミナー、講演会が続々です → http://www.museum.hokudai.ac.jp/
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by lumiere6 | 2007-06-23 23:17 | 北大 セミナー他

日本学術会議北海道地区会議学術講演会 3

第2部 パネルディスカッション 「地球未来学へのいざない」
コーディネータ : 池田元美教授 北海道大学大学院地球環境科学研究院長

・地球規模の環境問題…自然災害 (台風・地震・旱魃)、 伝染病・エイズ、極貧生活
 戦争、自殺3万人 明るい未来のために根源的な問題は? ひとつの課題が悪化
 すると他の課題も深刻化する。ひとつの課題の解決が他の課題を解決するか?

人間の浅知恵  ①地球温暖化 → 生物多様性
森にCO2を吸収させる、効率の良い炭素固定能ばかり植える →生物多様性低下
②食糧生産、水資源確保 → 塩害土壌劣化、
③エネルギー資源 → 食料問題 (バイオエタノール、食糧高騰、森林破壊)
④遺伝子操作 → 不明、聞き取れず

論点  1.環境劣化を集め、知らせるには 
2.地球規模の環境破壊、途上国への影響、先進国の役割・責任
3.先進国にも問題が波及する原因 4.研究者、教育者として社会との繋がりは何か
5.直面する問題を解決すると明るい未来への道はあるのか 
締めくくり:個人として、北海道で、学問を志す者として何をできるか

杉本敦子教授 北海道大学大学院環境科学院
(シベリアやモンゴルのタイガ林、東南アジアの熱帯林、国内の湿地・湖沼観測)
・生態系の変化(気候変化、人間活動の影響)の理解には現場を見て、自然の本質を
知るフィールド環境科学が重要。人口が10倍になった内モンゴル草原の砂漠化 
・陸上の生態系のデータは何故必要か。現場観測の切捨て・サイエンスの危機
・人間、社会の視点と自然科学的な視点・・・地球システムの振るまいの解明のために
生態系のプロセスや因果関係、機能の理解が大切。自然の中の安定同位体を利用
した水や炭素の追跡手法。GMOは効率的だが負の側面は?

谷岡勇市郎助教授 北海道大学大学院理学研究院
(米国で地球固体物理学、帰国後、巨大地震・巨大津波学の発生過程と世界の津波
 災害の調査研究を行う。研究成果の社会還元を重視)
・予算縮小のなかで効率化を進め、現場・国際連携で人を育てることも大事、
100年の計、発展途上国では多くの貧困層の住民が海岸近くに住んでいる。
TV、ラジオもない。先進国の津波情報・情報の伝達システムは高度化、機器の電力
消費への対応も問題、先進国がこれらのシステムを発展途上国に導入してもだめ。
津波とはどういうものかの教育が必要。

河口明人教授 北海道大学大学院教育学研究科
(住民の健康情報リテラシー能力向上と科学情報蓄積のための臨床介入研究続行)
Complex environmental on Human Health (画像を見ながら所々メモ)
Social environment、toxic exposure、climate disaster、war&coflct、
psychosocial stress、sociotec economic gap、National ecosystem 
Geophysicochemical environment、Microbiological environmment
ライフスタイルが問題、廃棄物、食物連鎖の例、途上国に生活習慣病が増加。
原因は、(人間の?)存在自体が負のエントロピー、共存を考える。GM作物に触れる
杉本教授: 自然のリソースをどこまで、倫理学、フィールド科学が大事

石原孝二助教授
北海道大学創成科学共同研究機構・流動研究部門
・大学の社会的役割とサイエンスコミュニケーションについて
・研究者の動機 ①知識探求型 ②課題解決型 ③イノベーション産業創出型 
         ④課題探求・課題提案型

■池田コーディネータ
日本の国が損をするようなことを研究者が発表しても良いか? 研究者の倫理
河口教授 : 情報自体は普遍的。自立的なアカウンタビリティですればよい
谷岡助教授: どういう結果になっても (公表していく) 
杉本教授 : 研究者と一市民として両方の立場でものを言っていくことになる。
         - 会場からの質問 -
池田コーディネータ : こういうパネルディスカッションをきっかけとして、異分野の人たちと
        協力してやっていきたい。
石原助教授:リスクコミュニケーション、問題のふ分け・軸の整理必要、GM作物について発言
河口助教授 : 負の情報の開示が大切
杉本教授 : 価値観を押しつけず、地球環境は自然科学をしつつ人の視点
        持って、そういう視点を持った人材を育てていくのが使命。
谷岡教授 :海外の学生を育てていきたい。北海道には開発されていない、人の手が
       入っていない自然があり、地震・津波の研究に良い。

閉会の挨拶  中村睦男 北海道大学総長
※ 会場からの質問の時間、最初に手を挙げさせて頂きました。言葉不足の点を
  省みております。部外者に発言の機会を下さった、開かれた運営に、心より
  敬意を表します。

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by lumiere6 | 2007-03-21 20:43 | 北大 学会等

日本学術会議北海道地区会議学術講演会 2

第1部 (学術講演) 「生態系危機の時代と自然再生」
鷲谷いづみ教授 東大大学院農学生命科学研究科
・ミレニアム生態系評価(MA) 国連のイニシアチブで2001年~2004年実施
・生態系の不健全化が急速に進行
・水利用 1960年の2倍、ダム貯水量が4倍、陸地の4分の1の面積が農地
 肥料の元素循環、1960 ~30年間にリン酸肥料の使用量と農地への残量が3倍、
 20世紀の後半、さんご礁20% マングローブ35%が消失、
・"幸せな暮らしに欠かせない生態系サービス" の機能と概念
 物質循環、栄養循環、土壌形成、一次生産、habitat の提供、
 24の評価対象のバランスシートのうち15(約60%)は劣化、或いは持続可能と
 いえない形、(淡水生態系)→ 富栄養化、元に戻すには 荒療治が必要

・相互に対照的な4つのシナリオを仮定 (図を提示、うち2つを解説)
 テクノガーデン (科学技術の信用性が高い社会を想定)
 順応モザイク (地域的、特に流域での政治的・経済的な活動に重点をおく、
           制度的に復帰可能性、resilience )
・米国の流域プロジェクトや湿原再生プロジェクト事例、ナパ川(カリフォルニア州)
  市民が重要な役割、堤防撤去、提案は草の根運動の人たち
・霞ヶ浦…種まきせず、浚渫した土を1cm撒く。各々土地にあった植物が生えてくる

※参考 the Millennium Assessment
  http://www.ecoasia.org/APEIS/japanese/ma/
  http://www.millenniumassessment.org/en/index.aspx

「オペレーショナル水産海洋学  -持続可能な水産業を目指して-」
齊藤誠一教授 北海道大学大学院水産科学研究院
Warren S. Wooster が1961年定義、(商業的対象魚種) 
総合的アプローチ(生態的アプローチ) 自然再生、ecosystem approach 
・ウナギが絶滅危惧種、FAOの世界の漁業データ、養殖が増加、安易な廃棄
・衛星リモートセンシングと海洋GIS、4次元地理情報システムの重要性
 陸域との大きな違い、海洋現象はダイナミック
漁業の省力と漁船の燃費省エネのため漁場短期予測、情報提供の期待

応用 : 漁獲効率の悪いビンナガマグロ漁場予測、推定漁場(ホットスポット)
     流れの強さ-渦運動エネルギー、海面高度anomaly、
     クロロフィル濃度推定map、海面温度18.5度~21.5度
・シロザケ稚魚の最適放流  ・帆立貝の最適養殖サイト噴火湾
 各環境要素のスコア、海面温度、植物プランクトン、懸濁物質、水深

トレダス :Traceable Operational Resources Environmment
       Data Acquisition System  商標登録中
意思決定支援システム、 SとFの文字に魚の絵を組み込んだロゴが素敵!
※資料を頂きました。 → 03/24
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by lumiere6 | 2007-03-21 01:51 | 北大 学会等

「日経エコロジー」 3冊無料試読   -修正あり-

【新春特別企画】 「日経エコロジー」 3冊無料試読 キャンペーンのご案内 を頂き、
早速申し込みました。先日一冊目(2月号)が届きました。ありがとうございます。

特集は 【本業で問われる生物多様性】と題し、「違法性、評判リスクから営業戦略」を
サブタイトルに、企業の取組みが紹介されています。
トマト生産で使うセイヨウオオマルハナバチ (以後セイヨウと略記)が「外来生物法」の
特定外来生物に指定されて素早い対応をしたカゴメの事例の後、アレフ (札幌市)の
北海道の風土を考慮した対策と工夫が解説されています。

㈱アレフは東大の鷲谷いづみ教授にセイヨウの問題点を指摘されて以来、ハチによる
受粉を見直し、風や自然振動で受粉実験を重ね、今年度中に道内全土の契約農家が
切り替えてくれることを目標にしているそうです。社員の方々もセイヨウの駆除活動を
ボランティアで始めており、エネルギーの循環や環境に配慮した実践で定評がある
同社は、食の安全・安心を重視、消費者の信頼も高いようです。
㈱アレフ (レストラン、ガ゙ーデンセンターほか経営)→ http://www.aleph-inc.co.jp/
グループ牧場 「牧家*」 のフロマージュブランもお勧めです!!     *ぼっか
     
昨年シンポジウムで、鷲谷先生と保全生態学研究室の方にお目にかかったとき、
北海道でも各地でセイヨウの捕獲運動に住民の方々が協力、と伺っております。
知人にお話したところ、ご著書を読んで関心があったそうで喜ばれました。

誌面に戻りますと、コラム的 「ニッポンの食」 (文・写真 結城登美雄氏) が面白いです。
特別付録に、「環境・CSR報告書大全2007 DVD-ROM」 がついて1,700円
この雑誌一種だけなら負担になる金額ではありませんが、少々感じたことがあります。

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by lumiere6 | 2007-01-24 23:56 | 書籍