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2014 東京の旅 1   日本橋から両国へ

東京大神宮に 「お蔭参り」 をしたくて、9月のお彼岸の頃上京しました。

2014 東京の旅 1   日本橋から両国へ_c0087710_19553817.jpg 左 : 東京大神宮 (境内)

左下 : 江戸東京博物館にて 日本橋
      (約51×8mの半分を復元)
     大名の駕籠
 中で座ってみました。着物や髪型を
 想像すると、やや狭く窮屈そうです。

右下 : 芝居小屋 中村座
      

2014 東京の旅 1   日本橋から両国へ_c0087710_19324942.jpg2014 東京の旅 1   日本橋から両国へ_c0087710_19354540.jpg





                                    
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2014 東京の旅 1   日本橋から両国へ_c0087710_2013189.jpg 左 : 打掛? 名称不明

右 : 三井住友信託銀行
     日本橋支店



※ 姫君などの駕籠の道中が印象的だった時代小説 山手樹一郎 『江戸へ百七十里』 
 追っ手や拉致の場面での駕籠  山手樹一郎 『虹に立つ侍』
  着物(衣裳)や薩摩焼についてなど   柴田練三郎 『度胸時代』

江戸東京博物館に着いたのが遅く、駆け足で回りました。出てから、敷地内の
タクシー乗り場で外国人の女性が困っている様子でした。
閉館後のせいか1台もいなくて携帯が通じないそうで、拙い英語に対してフランス語で
仰ったのです。焦って母国語が出たのでしょう。そこで拙いフランス語で、「向こうの大きな
通りに出ると拾えると思う」 と話し、そこまで案内しました。
一瞬の出会いでしたが、日本文化の博物館に訪れた方なので嬉しかったです。

またそのうち書き足しますが、いったんキリをつけます。
# by lumiere6 | 2014-12-10 19:55 | mémoire

10月末までの雑記 3   北大セミナー2

10月27日 北海道大学遺伝子病制御研究所 金沢大学がん進展制御研究所
ジョイントシンポジウム 2014      ※メモの一部を元に検索など 
ポスター  http://www.igm.hokudai.ac.jp/event/pdf/20141027.pdf

腫瘍血管の異常性獲得メカニズムについて」 北大・樋田京子氏
・1971年 Tumor angiogenesis (腫瘍血管新生) 阻害療法提唱
2004年 抗VEGF中和抗体 ベバシズマブ 現在抗がん剤世界第2位 
(Vascular Endothelial cell Growth Factor)

・がん微小環境内では、血管内皮も薬剤耐性を獲得する可能性がある
(2年前に発表) ・血管内皮による腫瘍エクソソーム (exosome)、
腫瘍細胞のmiR-1246はエクソソームによって血管内皮に移送される
→ 遺伝子発現の変化 (pathwayの解析中)

・血管の周囲は低酸素(hypoxia)、そのメカニズム、
透過性・組織圧亢進、乱雑な走行 - 血行不良 →腫瘍組織のhypoxia

・高転移性の腫瘍血管は未熟、血管新生が豊富だが低酸素領域が多い
腫瘍血管内皮もhypoxiaの淀んでいるところに曝されていることがある
→ 低酸素による血管内皮における染色体異常の出現 (2013年発見)
血管内皮における「ROS(reactive oxygen species活性酸素種」による
DNA damage response。  血管新生阻害療法には、適切な時期がある。
血管新生の状態をモニタリングできれば薬剤の選択が可能となる

展望 : hypoxiaによるBiglycanの発現亢進 (高転移性腫瘍内皮細胞)
→ 腫瘍血管由来のBiglycanは、がんの転移を促進 (論文投稿準備中)

筆者検索
抗がん剤の売上げ1位は、リツキサン / リツキシマブ (非ホジキンリンパ腫)
FiercePharma  May 29, 2014
Top 10 best-selling cancer drugs of 2013
http://www.fiercepharma.com/special-reports/top-10-best-selling-cancer-drugs-2013 

医薬品産業ビジョン2013 資料編 厚生労働省  
16.世界売り上げ上位30品目(2011年)  21/59頁
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/shinkou/dl/vision_2013b.pdf  

2012年世界のブロックバスター 抗がん剤15製品ランクイン疾患別で最多
ミクス調べ 公開日時 2013/06/21 05:05
https://www.mixonline.jp/Article/tabid/55/artid/44547/Default.aspx

大阪大学免疫学フロンティア研究センター 免疫ネットワーク研究室
研究プロジェクト1) 分泌膜小胞エクソソームの生理作用と放出機構
http://immnet.ifrec.osaka-u.ac.jp/research.html

国立がん研究センター研究所 プレスリリース  2014年4月8日
がん細胞が分泌するエクソソームを簡便に検出する画期的方法を開発
http://www.ncc.go.jp/jp/information/press_release_20140408.html

pathway : DNAチップ研究所 「複数の生体分子の相互作用から
構成されており、生体を維持・活動していくのに必要な生命現象を
制御している、生物学的過程・経路のこと」 
※アドレスは表示エラー

biglycan : Weblio 辞書 > > JST科学技術用語日英対訳辞書
細胞外マトリックスのプロテオグリカンの1種
同義語(異表記) Bone Proteoglycan

# by lumiere6 | 2014-11-30 21:32 | 北大 セミナー他

10月末までの雑記 3   北大セミナー1  

10月27日 北海道大学遺伝子病制御研究所 金沢大学がん進展制御研究所
 ジョイントシンポジウム 2014  
    *抄録集が配布された
 ポスター http://www.igm.hokudai.ac.jp/event/pdf/20141027.pdf

慢性炎症反応による消化器がんの発生と悪性化機構」 金沢大・大島正伸氏
・浸潤過程における炎症の役割(例:大腸がん)
Wnt活性化&TGF抑制 → 浸潤・悪性化、腫瘍の大きなものだけ浸潤化
→ 腫瘍サイズ依存的な炎症性微小環境 ・TGF-β 阻害と潰瘍性大腸炎

・X線照射(野生型マウス)による腸管粘膜の修復(?)と再生
 再生腸管粘膜におけるTGF-βシグナルの役割 (粘膜の再生に重要)
・慢性粘膜炎症 → TGF-βシグナル遮断 → 浸潤がんの発生との推測

・日本癌学会シンポジウム/共同利用・共同研究拠点シンポジウムをご案内
 2015年1月21-22日 「がん幹細胞・微小環境・分子標的」 石川県立音楽堂 

筆者検索
公益財団法人 千里ライフサイエンス振興財団 理事長 岸本忠三氏
 http://www.senri-life.or.jp/index.html  
・千里ライフサイエンスセミナー ストリーミング動画配信中
一覧 http://www.senri-life.or.jp/movie/semi_mokuji.html
 大島正伸先生 2014.5.28開催 マクロファージの多彩な機能と疾患
   2014.7.28開催 上皮極性シグナル制御とその異常による病態
 浅原弘嗣先生(東京医科歯科大学 医学部)
   2014.2.21開催 生命科学・医薬研究を拓くマイクロRNAの最前線
 
『 Carcinogenic Spiral 』 News Letter  2014.Oct 全36頁
http://www.microbiol.m.u-tokyo.ac.jp/spiral/jp/newsletter/newsletter_vol4-2.pdf


続きは、「10月末までの雑記 3  北大セミナー2」 として、分けました。 
# by lumiere6 | 2014-11-23 20:53 | 北大 セミナー他

10月末までの雑記 2   北大国際シンポジウム

9月4-5日  第12回 未来創薬・医療イノベーション拠点形成
国際シンポジウム これまでの成果と今後の展望
 
場所:北大医学部学友会館フラテ (1日目:英語、2日目:日本語)

プログラムとポスター   *抄録集は英語で1日目とポスターセッションのみでした
http://www.cris.hokudai.ac.jp/cris/innovahome/event/140904.html

英語だと尚更に分からないながらも、Educational Lectureの
Current Status and Future Perspective of PET/CT Imaging in Clinical
Oncology:Satoshi Takeuchi, M.D., Ph.D. (Hokkaido University, JPN) で
紹介された図が興味深く、出典をメモしました。

検索したところ、このサイトのimageの中の 「figure6」 だったと思います。
Cell 』 Volume 144, Issue 5, p646–674, 4 March 2011
Douglas Hanahan&Robert A. Weinberg
http://www.cell.com/abstract/S0092-8674(11)00127-9


それから Special Lecture のMolecular Imaging for Translation
and Guidance of Cardiovascular Molecular and Cellular Therapy :
Frank M. Bengel, M.D. (Medizinische Hochschule Hannover, GER) では
「Target,Agent,Imaging,Therapy」 の語を、三角形の平面図を小三角形で
4分割した中に入れ込んだイラストも印象的でした。

2日目(日本語)は、メモを入力したけれどデータを間違って削除してしまい、ほぼ略
医療部門  *当日の登壇順はプログラムと違います、以下、質問やコメントも含む
・腫瘍内低酸素イメージング剤へのニーズ、18F- fluoromisonidazole(FMISO)
・臨床試験に関する法規制、ガイドライン、ヘルシンキ宣言2013.10 修整
・初めて人に投与することは、大学でのハイレベルな研究が前提、透明性・倫理性・信頼性
・何に役立つのか最初から詰めておかねば、安全だが有効性は... 開発期間の短さが
 求められる。    ・低酸素(領域)に効きにくい化学療法との関係も考えていくべき

・PET融合装置、三菱重工の放射線治療装置 (Vero) に対向型PETの組込みを想定  
 散乱線やバックグラウンド゙ノイズに起因する信号除去が課題
 画像再構成ソフト(256×256像度 49秒) の開発、2分以内の収集/準備が重要
 リアルタイムトラッキングに関するシミュレーション検討、セットアップマージンに収まる精度
 誤差1㎜以内、キャリブレーションを行う環境整備
・次世代IGRT (Image Guided Radiation Therapy)の展開、転移腫瘍への適用

・半導体SPECT装置、低酸素領域の不均一性を描写、多核種同時撮影を狙う、被曝削減
 環境用ガンマカメラに適用、福島でロボットに搭載、一般環境に適用して活用

・日立製作所: 高いエネルギー分解能、空間解像度と時間分解能 (nces *数字略)
 散乱線の除去と多核種同時収載を可能に。   放射線照射装置(Liniax、X線)と
 ポジトロンマーカーをトラッキングする機構の融合、モンテカルロ・シミュレーション
 最新の3D PET装置の散乱線補正の精度は相当高い。
 マルチとレーサーという機能の変化を見るアプローチが少しずつ実用化されている
 安静時 → (治療?)後の変化を見る、時間と共に変化する画像を解析

創薬部門
・次世代ポストゲノム創薬ハブ、重点テーマ:スフィンゴ脂質の生理機能応用のメタボ改善薬
 総合グライコミクスの基盤構築とマーカー探索、抗ウィルス薬の... 
・SMS2 (スフィンゴミエリン合成酵素) 阻害薬の対象の拡大
・ヒトアストロサイトモデル細胞と実験デザイン、 がん多段階発生説に基づくモデル

特別教育講演: 大隅良典・東京工業大学フロンティア研究機構 特任教授の結びより
 基礎科学の大切さ、基礎科学とは技術のための基礎ではない。
”役に立つ” 近視眼的にならないこと。 常識に捉われない。 流行を追わずに挑戦
 精神的なゆとりをもって研究生活をしてほしい。 研究者の多様性の大切さ。

ポスターセッションで選ばれたのは、「創薬部門」が、北大遺伝子病制御研究所と
同薬学研究院、「医療部門」が、北大歯科口腔外科と日立製作所中央研究所の
方々でした。日立のポスターは、眺めたとき受賞を予想しました。 タイトルは、
 Nine-Pixel Matched Collimator for Low- and Medium-Energy SPECT
 Imaging
# by lumiere6 | 2014-11-11 21:53 | 北大 セミナー他

10月末までの雑記 1   徳川美術館展など

更新しそびれた事柄は、もはや見出しの箇条書きにて季節の区切りをつけます。

8月24日 【徳川美術館展  尾張徳川家の至宝】 (北海道立近代美術館)
特に印象に残ったのが、
白綸子地紗綾形に団扇・桜・藤・菊文振袖」 
映画やテレビの時代劇の衣装に眼がなじんでいても、歴史を経た本物を僅かでも
見ることの方が、時代小説の描写がよりイメージしやすくなった、と思います。

菊折枝蒔絵四種盤」 組香 : 源平香、競馬香、名所香、矢数香
組香で香りを”聞き分け”、正しければ貴族的な姿の小さな騎馬人形や旗を1駒ずつ
進めるもので、精巧な模型と盤の意匠(レイアウト)が魅力的でした。
例えば組香なしで、双六のような仕組みが複雑にアレンジされると、大人も子供も幅広く
お正月に限らず、優雅な気持で楽しめるのではないでしょうか。

ただし、伝統の品格と競技を進める時間の緩やかさは保持して欲しいです。
どんなに画像で芸術的な細部を再現しようとも、電子ゲーム化は望みません。
情報・知識として観る場合ならともかく、実際に触れる・体験することで育まれる情操が
あるはずです。話がそれますが、小さくても丹精された盆栽には、自然体でありながら
空間を制するような力を感じます。そして、この四種盤にこだわっているわけではなく、
”速さ” をクリックやスイッチで思いどうりにできない遊びの面白さを見直したいです。

葵紋散蒔絵兵粮入」 
お弁当箱を大きくした風で、身体にフィットするように湾曲した形に感心しました。

寛永の三筆 本阿弥光悦筆 新古今和歌集抜書」Extract of Poetry Anthology 
17世紀 桧の葉で金泥と雲母を捺して忍草を表わした料紙に書かれていました。

旅(道中)の携行用に作られた 「手ぬぐい掛け」 や 「床几」 は現代に踏襲されており、
木の曲げ加工、お道具の塗りと装飾など、日本人の創意工夫、繊細な技術を改めて
実感しました。

筆者検索
・綺陽装束研究所   ホーム http://www.kariginu.jp/
装束の知識と着方 > 雅なお遊び > 香道への招待>その2
香道具のいろいろ  http://www.kariginu.jp/kikata/koudou2.htm

・漢方薬のきぐすり.com    トップ http://www.kigusuri.com/
和の香り>組香について(1) http://www.kigusuri.com/asano/asano_22.html

・木材を自在に曲げる -アルカリ処理による木材の可塑化-
中野隆人 (林産試験場 木材化学科) 1987年8月号
http://www.fpri.hro.or.jp/rsdayo/22119052001.pdf 
# by lumiere6 | 2014-10-31 22:05 | la vie