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第17回 北大薬学部生涯教育特別講座 春季講演会(6/20)

6月20日(金曜日) 18:30-20:00    於:同大薬学部臨床薬学講義室

演題 :「臨床試験の論文を読もう  ―古くて新しい取り組み―
講師 :東北大学病院薬剤部 薬品情報室長  中川直人 先生
 (司会 :臨床薬学教育研究センター 菅原満センター長)
※全54枚のPPT資料が配布されました。その一部とメモをご紹介します。

中川先生は、2008年 米国の「Nova Southeastern Univercity (MSU) 」の
国際プログラムに入学。2年半、現在は3年間を要し、2010年 Pharm.D.を取得、
2013年より東北大学病院薬剤部 薬品情報室長でいらっしゃいます。

MSUは、温暖な気候のフロリダ州のFort Lauderdale 市にあり、高齢者の移住や
保養地、ビーチが知られる。※ 空からの運河の風景写真がとても美しかった

米国と日本の薬剤師教育の相違点  
「文献評価学(Drug Literature Evaluation)」
・臨床統計の解釈と利用、信頼区間(Confidential Interval:CI)、統計的有意、
測定値の種類(名義変数 Normal、順序変数 Ordinal、連続変数 Continuous)、
Parametric. non-parametric tests 以下略、をグラフとともに解説

■批判的に読むポイントの例   ※50くらいのうち6項目を選んだそうです
・アブストラクトは研究から得られたデータが正確に表現されているか?
・研究の背景については、すでに発表された研究を適切に触れているか?
・研究目的(主要目的)は明確に述べられているか?
・副次的目的が述べられているか?
・研究の研究デザインは述べられているか?
・適応基準および除外基準は述べられているか?
※新薬の場合の除外基準と禁忌項目について注意するようコメントされた

■「ジャーナルクラブ」 について   抜粋
・臨床試験の論文を批判的に読んだ内容を口頭発表する
・目的:批判的吟味の練習、研究内容を臨床現場に還元、最新の医療情報を常に習得・スモールグループで口頭発表、質疑応答、発表の評価

平成26年度 日本薬品情報学会 課題研究班採択
「日本および米国における薬剤師の臨床試験の論文利用に対する意識調査」
 ・宮城県内の病院薬剤師および薬局薬剤師500名以上
 ・フロリダ州の病院剤師および薬局薬剤師500名以上

東北大学病院薬剤部での取り組み  抜粋
■学生教育 「長期実習におけるアドバンスト教育としてのEBM演習の試み」
必読文献および治療ガイドラインを渡し、予習を求めた。3-5名のグループで
計6時間のプログラム。グループごとに、シナリオに基づいて自分の答え各自発表。
演者が臨床試験の論文を読むポイントを説明、指導者としての考えを回答。
後半は挙げられたトピックス(略)について、KJ法を用いて議論。

事前、事後のアンケート結果、自由意見、KJ法により作成されたプロダクトの例、
本プログラムの評価結果など

■職員教育 「ジャーナルクラブ推進プログラムの成果の検証」 以下略

■スケジュールから  抜粋
「医療英単語 試験 全7回」IRAT は採点後 参加者へ返却、GRATは回収
IRAT:individual readiness assurance test
GRAT:Group readiness assurances test
『トシ、1週間であなたの医療単語を100倍にしなさい できなければ解雇よ』
※ ㈱ SCICUS サイカス  2009年06月初版発行 400頁、定価1,800円+税
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※ 私も質問させて頂きました。いつもながら、さわやかに暖かな気持になった
帰り道でした。感謝です。
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by lumiere6 | 2014-06-23 17:24 | 北大 セミナー他