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近況と小鳥の思い出

この数ヶ月、「一日千秋の想い」 で願っていることがある。それは私個人が直接変化する
わけではないけれど、どうにもストレスがつのってきて、何か願掛けをしたくなった。
ジンクス、縁起などふり返り、或ることを思いついた。 (その後、一難去って..の状況)
もっと楽しい夢、建設的なプランに 「気」 を集中させたほうが心も晴れやかになるのだが

近頃、あるブログをせっせと訪れている。どんなきっかけで知ったか思い出せない。
どちらかといえば、ドキドキしながら読み、真偽の程は確かめようもないが、暗澹となる
内容だ。もし現実を論じているのでなければ、昔流行ったような推理小説の一種として
なるほど、と思えるだろうに ..気が沈む、不安が増す。それでも読まずにはいられない。

5月25日は、1985年の早朝、飼っていたカナリアが永遠に天に飛び去った日。父と母と私
3人ががっかりして泣いた。私など数日眼がはれてしまった。籠の中で 「おいちに」 をする
動作が可愛く、呼びかけるとと少し不器用に跳び移って見せてくれた。 名前を決めかね、
「ぴいやん、 ぴいちゃん、 (ぴぃころころころ) ぴいころ ..」  とうとう定まらなかった。

「ブルーカナリヤ」 という歌のさえずりや、オペラ 「ランメルムーアのルチア」 のアリアを
聴かせると、首をかしげて何かを探すような風で、思い出すかのように、ぴぃと啼いた。
最期は、小鳥にしては珍しいらしい仰向けの体勢だった。 母が真綿で小さな布団をつくり
包むと、顔だけのぞかせ、小鳥のように見えなかった。それが不思議でならなかった。
父は故郷の山の木の根元に埋めてくれた。いまは小鳥の絵のカードを書棚に飾っている。

私のイラストと1991年10月26日の新聞記事も一緒だ。 「海外こぼれ話」 というコラムで
タイトルは 「悲劇のスニーカー」。 米国で先天的に足がなく生まれたガチョウに、飼主が
特製の靴をプレゼント、一躍人気者になったそうだ。 両足ですくっと立ち、ちょっと視線が
ほわっとした写真が添えられている。しかし何者かに惨殺されて..と悲しい結末だった。

子どものころ読んだ童話やおとぎ話には、さまざまな小鳥(鳥) たちが登場している。
『幸福の王子』 (0.ワイルド) のツバメは、南国への憧れを呼び覚ました。 幼心に善行や
徳というものが、現世では顧みられない (決して報われるための行いではないけれど) と
シニカルな意識も芽生えたかもしれない。でも エピローグにほっとしたことを憶えている。

  ‘Bring me the two most precious things in the city,’ said God to
one of His Angels; and the Angel brought Him the leaden heart and
the dead bird.
  ‘You have rightly chosen,’said God, ‘for in my garden of Paradise
this little bird shall sing for everymore, and in my city of gold the
Happy Prince shall praise me. ’          -THE HAPPY PRINCE-


フランス映画 「暁に帰る」 で主演女優 ダニエル・ダリュウが歌うシーンは実に魅力的
youtube - Danielle Darrieux sings in " Retour a l'Aube " (1938)
http://www.youtube.com/watch?v=ahaYQvYNCXo
(字幕より) 私の心に ひと筋の希望の光  屋根には1羽のつばめのさえずり 
 私の心に 巣をかけていくつばめ  花々も私に微笑みかける  しかしバラは萎れ
 つばめも去っていく  そして私の夢も
 
イタリア・スペイン映画 (1966) 「Dio come ti amo」  Gigliola Cinquetti 
http://www.youtube.com/watch?v=-WY9vR0DsNY&feature=related
邦題 「愛は限りなく」 youtubeには 日本の著名な歌手の方々の歌声も
(字幕より) 愛はよろこび 愛は悲しみ つばめのように自由に空を  それが愛なの
 流れのように 自由に海へ それが恋か  (訳は岩谷時子さんと思いましたが不明)

リラの香る街に、夕方から雨が降り出した。 大いなる悲哀 ..  2011/06/03

by lumiere6 | 2011-05-29 23:50 | mémoire

銘菓 「水戸の梅」

例年より寒く風の強いこの頃、満開の桜が散って行きます。でも残念ながら通り道で
梅の木を見かけることは稀です。桜とほぼ同じころ咲きますので、なお目立ちません。

そんなおり、知人のお土産に 「水戸の梅」 をいただきました。 紫蘇の葉で求肥と餡が
包まれた和菓子です。 これまで白餡だと思っていたのですが、写真は、十勝小豆の
漉し餡で、紫蘇の葉にもオリジナリティが込められた、「木村屋本店」 の品です。

創業は江戸時代末期 (1860年) の老舗、地震で店舗が被災、仮復旧中らしいですが
歴史の面影を残す建物が、伝統的なお菓子とともに永く伝えられますように。

外側の包装は、昔ながらの紙紐結び (テープ止めなし) 、ご進物箱の紅白の織り紐は
丈夫なので、根付代わりの鈴などを結ぶときに便利です。  お店のサイト ↓
http://www.ne.jp/asahi/machinosanpo/mito/kimuraya/kimuraya.top.htm
注 : 中がわかりやすいように、1個を真ん中で割っています。

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  が、これら観梅の地に足をはこぶと、夢みる思いのそれで、ほの白く、あるいは、
 薄くれないにパッと浮き出た花の数々と、慕いよりたいようないみじき花の香りと、
 春先に降る淡雪にも似て、音もなくハラハラと散る花びらの風情などは、いたく詩情を
 そそらせてくれる。ひさかたぶりに解放された思いで、野外に遊ぶ躍る心の喜びは
 ここにある。 
   『花ものがたり 続 花の歳時記』 今井徹郎 読売新聞社 22頁

   雪霜はいまだふれども春なれや 梅しらじらと咲き出にけり  香取秀真
  

古い書籍です。著者は1901年、長野県木曾生まれ、山林局に20年ほど勤務なさった
そうです。雪に閉ざされた北国では、やはり春の気配にこころ躍ります。しかし当地では
このように早春の梅を観賞できるいとまがなく、時ならぬ雪に季節が足踏み、一気に
様変わりすることが常です。 それでも小さな秋ならぬ、いち早い春の兆しに気づくことの
できる日々を送りたいと願います。著者の自然観と花の文化史、数々の和歌や俳句が
とても味わい深い本です。 それぞれの花の世界を楽しく想像させてくれます。

こちらの 「水戸の梅」 は、紫蘇の葉が食べやすく作られ、香り控えめです。 お茶席にも
お奨めです。 お抹茶を立てて、一緒に撮ると良かったのですが。
by lumiere6 | 2011-05-15 21:21 | la vie

キャベツの花

キャベツをお料理につかうとき、葉を一枚ずつはがしています。半分を買ったときも
そうしています。外側の柔らかい部分はサラダや炒めもの、中心部はトマトベースの
シチューなど。 いよいよ芯だけになり、水を入れたコップに立てて窓辺に置きました。

ごつごつした茎の塊のような表面がうっすら緑色がかってきて、花の芽らしき蕾が
あらわれ、ぐんぐん伸びて花が咲きました。まだ春の気配もない頃で、楽しくなり、
再度試みました。今度は一段と勢い良く花盛りです。このような成長のありさまを
見せられると、キャベツは元気が増す食べものに思えてきます。

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                   左:4月4日、右:5月4日

c0087710_21412057.jpg花が散るとお掃除が大変、
鉢に植え、バルコニーの
プランターに乗せました。
先日の暴風雨にも負けず
まだチラホラ咲きつづけて
います。 一方右の方は
暖かくなってきたせいか、
頑張り過ぎて弱ったのか
葉の根元にアブラムシ?
室内のどこから ..


むげに捨てがたく、また外の鉢に植えました。 今年は例年より風が冷たいです。
一応、植物としての生命を全うさせてやり、虫が少なければ土に還します。

最近ネットウォッチングをして 「獅子身中の虫」 という言葉を知りました。獅子の
身体の中に住み、恩 (益?) を受けていながら、獅子に仇を為す (害を与える)
という意味らしいです。 緑色の小さなアブラムシは葉や茎と似たような色、もし赤や
目立つ色ならすぐ対処しやすいでしょうか。 シロアリもじわじわはびこるそうです。
築いてきた土台や柱が内側から侵蝕される無念さ、心していたいものです。

 A proverb is much matter decocted into few words. 
   Thomas Fuller : The History of the Worthies of England
by lumiere6 | 2011-05-07 22:25 | la vie