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最先端医療講演会  2. 

「がん薬物療法最先端医療講演会」 11月28日開催 → 1.は12/22です。  
メモを大幅に割愛して、お話された要素 (語) を並べるにとどめます。

講演2. 「腎臓がんの薬物療法について」 14:20 ~ 15:00
 山形大学医学部 腎泌尿器外科 冨田善彦教授 

腎がん (腎細胞がん:RCC  renal cell carcinoma) 患者数が増えている。
03年と07年比、死亡数1.8倍、国内では北海道が多い。分子標的薬- ソラフェニブ
VHL (フォン ヒッペル リンドウ病) 遺伝子の異常を伴う。 淡明細胞型腎細胞がん
低酸素により誘導される転写因子H1F-1α の分解異常起きる、H1F-1α の蓄積
VHL protein : Normal and Aberrant Foundation

RCCの各種治療に対する有効性
手術○ 放射線、薬物療法 (化学療法×・ホルモン療法×、サイトカイン△)
分子標的薬、遺伝子治療、有転移症例 (腎がんガイドライン、 アルゴリズム)

Signaling Pathway and Selective Inhibitors  ...
mTOR (mammalian target of rapamycin)
2005年はエポック、ソラフェニブ、スニチニブ、ベバシズマブ 劇的に変わる
New VEGFR Inhibitors (Oral TKIs 経口チロシンキナーゼ阻害薬)

mRCC 転移性 (metastasis) 腎細胞がんのリスク分類、症例により予後に幅。
リスク因子の多寡により、The MSKCC 分類、世界のスタンダードになっている。
Robert J. Motzer (モッツァー医学博士)  ... 

mRCC  treatment algorithm 2009世界の趨勢、日本のRCCに対する
分子標的薬 : 小分子化合物 スニチニブ ソラフェニブ、アクシチニブ (Axitinib)
パゾパニブ(Pazopanib)、 抗体薬  ベバシズマブ  ...  

上記ほか、テムシロリムス(Temsirolimus)、エベロリムス (Everolimus) など
分子標的薬の現状と症例等を概説、CR (Complete Response 完全奏功)、
PFS (progression-free survival 無進行生存期間) ほか薬効、比較試験等
bilateral multiple RCC (両側多発性腎細胞がん) 症例とソラフェニブ治療

分子標的薬の多彩な有害事象 Adverse Events (AEs) 8つのカテゴリー
毎朝、世界の情報を把握している。AEsは個人差が激しく、突然出てくる。ただ粘れば
良い兆候もある。 .. 導入期 : 情報提供と治療法の理解、インフォームドコンセントの取得
維持期 : (書きもれ)  

多彩な有害事象に対する対応困難、治療チームを作った。 (メモ追いつかず)
泌尿器、循環器内科、内分泌、消化器、呼吸器 ..  A 患者管理ツール 
B 治療管理ツール  C 有害事象対策マニュアル   医師は患者さんを縦断的、
看護士は横断的に見るので .. 患者手帳 (記録) 手足症候群への対応

2つのコンセプト : 対処法を明確に、専門医への紹介のタイミングを明確に
ほかの科の専門医とのコラボレーション、紹介のタイミング

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by lumiere6 | 2009-12-30 23:58 | 北大 学会等

Noël   雪明かり ..

c0087710_23483466.jpg
今夜は、降り積った雪が静かに輝いています。
昨年はNoël の更新を休みました。

勢ぞろい4忍衆+1” のなかでも
お気に入りの ”くまじろう ” に即席で
衣装を作りました。背おっている唐草の
風呂敷包みとおむすびは、元々の姿です。

2006年2007年 のサンタさんもよろしく! 
by lumiere6 | 2009-12-24 23:49 | mémoire

佳き日に

c0087710_14412991.jpg冬至に使った道産南瓜 「雪化粧」 が美味しかったので、
おやつをつくりました。この品種は、程よい粘りがあり、
しっとりとキメがこまかく、優しい甘みがタルトや餡にも
向いていると思います。 モンブラン風、菊の花です ^^;
中心部に抹茶を少し使ったので色合いが違っています。
  さゆる日の しぐれの後の夕山に
        うす雪ふりて空ぞ晴れゆく   京極為兼

by lumiere6 | 2009-12-23 22:42 | la vie

最先端医療講演会  1.

「がん薬物療法最先端医療講演会」    11月28日(土) 13:30 ~ 15:00
会場 : ホテルオークラ札幌3F   主催: 札幌医科大学、北海道大学、旭川医科大学
配布資料がなく、断片的なメモにすぎませんが、治療中の方々や関係者のご迷惑に
なったら申し訳ないです。数字は極力伏せ、項目や語を羅列します。(*は筆者)


講演1.「肝がんの薬物療法について」  13:40 ~ 14:20
 杏林大学医学部腫瘍内科学教室 古瀬純司 教授 

肝がんの基礎知識、肝細胞がん(HCC) に対する治療戦略、化学療法と治療成績
世界の肝がんの患者数、死亡率等、主な危険因子、肝炎ウィルス
 - C型 (欧米増加) と B型 (アジア・アフリカ) に地域差
日本と欧米における肝細胞がんの罹患率が増加、薬剤療法に注目が集まっている

多段階で発症、病因、多因子、肝細胞がんの診断時の進行度、
肝硬変-eHCC(早期肝細胞癌) → リスク増加 (図を説明した文言) 
日本では早期診断、早期治療が成功している。

肝細胞障害 Liver Damage 多彩な治療法 (一部のみメモ) 
外科 (局所壊死療法、エタノール注入、TACE (肝動脈化学塞栓療法)、放射線、陽子..
化学療法 (肝動脈注入:動注化学療法)、全身化学療法 ... 免疫治療はまだまだ
どうやって選択し、治療していくか。 アルゴリズム。

HCCの治療経過 (肝臓の図、切除or局所壊死)、インターフェロン 
臨床的特徴、肝障害度の評価が重要、根治治療後も再発が極めて多い。肝外転移が
少なく、全身治療の適応が限られる。 地域差が大きくglobal standard 確立せず

化学療法の役割・位置づけ、 局所治療が困難-肝外転移、高度進行例ほか
(薬剤は) 沢山あるが有効性が保証されたものが殆どない
ドキソルビシン、古いがkey drug。 80年の緩和治療との比較試験について ...

進行肝細胞がんに対する化学療法の臨床試験、90年代後半
CDDP (シスプラチン)/ ドキソルビシン ..治療関連死、コンビネーション試験難しい
2000年代前半までHCCの予後を改善できない状態だった

HCCに対する分子標的薬
エルロチニブ 上皮成長因子受容体 (EGFR) のチロシンキナーゼを選択的に阻害
ベバシズマブ 血管内皮細胞増殖因子 (VEGF) に対するモノクローナル抗体  

多彩なターゲット、がん細胞増殖のメカニズム、いくつかのポイントをブロック、
ソラフェニブ 第1相試験、欧州、有効性の推定 ... 第2相試験、欧米 (腫瘍が?)
小さくならないが中が何らか変化。 ... 今までにない副作用、 grade3 hand-foot
skin reaction、小さくならないけど進行止まる ... 効果の判定が難しい

SHARP trial  バルセロナのグループが中心、2007年のASCO* トップの演題。
*American Society of Clinical Oncology 筆者検索: ASCO2007 学会速報
http://ww2.ttmed.com/oncology/jp/asco2007/pdf/17.pdf
 
  
ソラフェニブの開発・承認までの流れ (ガントチャート・横線工程表のような図でした)
BCLC (Barcelona Clinic Liver Cancer) 病期分類システム ...   
進行肝細胞がんに対するソラフェニブ (切除、TACE など局所治療の適応がない)

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by lumiere6 | 2009-12-22 23:27 | 北大 学会等

北大薬学研究院 特別講演会 11/17  

演題 : 第2講 「海馬の研究史と現在」
演者 : 池谷裕二先生(東京大学大学院薬学研究科 薬品作用学教室 准教授)
会場 : 北海道大学薬学部 臨床薬学講義室  16:30 ~18:00
主催 : 同大薬学研究院、日本薬学会北海道支部ほか (連絡先: 南雅文北大教授)

他の事で早急に目を通さなければならない資料があり、メモだけ部分的にUPします。

memo
単純ヘルペスで海馬損傷した患者(76才)、28才のころ住んでいたロスの地図で、
経路を思い出せるか試験、工事中ならどう迂回するか、遠い昔のことは覚えている。
当時同じ地区に住んでいたコントロール (対照者) とほとんど変わらない。
情報 → 海馬 → 脳に保管 (記憶) 保管場所でないところは切除しても昔の記憶が残る
        → 廃棄(忘却)

健忘症患者NAさんに単語を覚えてもらう、後ではできない。最初時間がかかるが
スピードが速くなる。前日、前々日の訓練の記憶をしていないが知識として蓄える。
同じ単語を何度も読むと、コントロールの人は知識として覚える

ラリー・スクワイアとコーエン / エンデル・タルヴィング

Declarative memory 宣言的記憶 (意識的想起が可能な記憶) 
 海馬の損傷では、こちらだけダメッジ  No knowing that  それを
Procedural memory 手続き的記憶 (学習された技能や操作の変容)  
 No knowing how いかに

エピソード記憶 episodic memory  /  意味的記憶 semantic memory  

1997年 Mishikin の論文、海馬損傷で両者の記憶が傷害を受けるか
生後早期に健忘症になった患者3名、 (魚の骨のような線描図を) 見ながら書ける。
認識できる。書く技術に問題ない。30分や1時間後はダメ、エピソード記憶がないことに
なる。学校で言葉を習得し会話が可能、成績は平均か少々下位。

1983年 マッカーシー 検査時49才の男性 (36才クモ膜下出血) について 
彼は現年齢を答えられず、毎朝、娘はどこに行ったか聞く、写真を見るとブッシュと
ゴルバチョフの名前と何者かがわかる (意味記憶を蓄えている)
海馬はエピソード記憶がだめになる

逆に意味記憶だけが失われた場合、絵を見て何であるかを答えるテスト、2001年。
カテゴリーを列挙する課題ではテスト成績が悪い。物の使い方を間違える。例: 傘を頭に
横に乗せ、雨の中を歩く。日々の出来事に関する記憶は良く保持されている。

実験 (ラット、マウス、ウサギ)
音と同時に目に空気刺激、音だけで瞬目、同時に起こることには海馬不要
音の5秒後に目に空気刺激、この場合は海馬がないと学習できない、時間序列の圧縮
音と光の後に音と空気刺激,3段論法,情報の圧縮,概念的操作の表象学習に海馬必要

場所細胞 (place cell)の記録 ラットの頭に電極、海馬の活動を生きたまま記録
再現性が良い。field 内に頭があるとき活動。見えている風景に反応するのではない
場所の特異性が高い。 「場所とは何か、感覚情報に依存しないファクター、抽象的」 
場所細胞は結構種類がある

最近は人でも場所細胞があると研究、てんかん患者の許可を得てタクシードライバーゲーム
場所はラットにとって重要な大部を占める。人間は、誰に会ったとか場所だけじゃない

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by lumiere6 | 2009-12-11 23:24 | 北大 セミナー他

パソコン故障、データの一部消去

昨夜、更新しようとしてWordにまとめていたファイルを開き、作業していたとき、
画面がフリーズ、 ~ 中略 ~   親戚に来てもらい、復旧しました。 メイルや
Dドライブ、ソフトは大丈夫ですが、デスクトップのデータは全て消えました。
取り戻せない性質のものもあり、10月分まで別保存していますが、ややがっかり。

そもそも、Word + インターネット2つ開きながら(タブを使わず、1つはブログ編集)、
あるサイトをクリック、表示されないうちに気が変わり (私の悪いくせ)、お気に入りの
別サイトをクリック、様子が変、マズイと思うまもなく .... 今度こそ反省しています。
そして穏やかな気持ちでPCに向かい、楽しいサイト以外はパスすべきと。

ほかに必要な文書類は、幸いUSBやメイル添付にありますが、ちょっとしたメモや
アイディアなどもデスクトップでした。まぁ曇り色の脳細胞を叱咤することにしましょう。
記憶に関する講演会のことは、また別途 (いつもの自分用記録ですが)
by lumiere6 | 2009-12-08 10:33 | la vie