カテゴリ:北大 学会等( 24 )

公開シンポジウム 「生体ナノ環境の時空間制御を目指して」 5

11.大場雄介准教授 (北海道大学医学研究科病理学講座病態医科学分野)
蛍光バイオイメージングを用いたシグナル伝達の可視化
1.蛍光蛋白質を用いたバイオイメージング FRET*とBiFC*
FRET (蛍光共鳴エネルギー移動 fluorescence resonance energy transfer)
BiFC (蛍光タンパク質再構成法 bimolecular fluorescence complementation)

生体ナノ環境におけるバイオイメージングに向けて
緑色蛍光タンパク質 (green fluorescent protein, GFP)、オワンクラゲ由来、他に
刺胞動物のクラゲ、イソギンチャク等から多数の蛍光タンパク質が単離されている。
FRET : ある蛍光分子供与体 (ドナー) から、他方の蛍光分子受容体 (アクセプター) へ
 励起エネルギーが移動する現象

GFPを用いたFRETとセンサー分子の原理 ...
RASファミリーG蛋白質の活性制御機構 ... グアニンヌクレオチド交換因子
Raichu (Ras and interacting protein chimeric unit) RasスーパーファミリーG蛋白の
活性化モニターの総称だそうです。← 語訳は下記の京大医学研究科ホームページより 
生きたCOS-1 細胞におけるEGF* 依存型RAS活性化
*EGF (上皮細胞増殖因子 Epidermal growth factor)

BiFC 単色で分子間結合分子を検出...RASとPI3K* は小胞状の構造で結合
*Phosphoinositide 3-kinase  

2.腫瘍微小環境に依存したがん細胞の表現型. 本当に生体の中で起っているか、
今後の研究 .. 腫瘍組織と培養細胞での相違 .. 口腔がんにおけるRANKL*の発現量
*破骨細胞分化因子 Receptor Activator of Nuclear Factor-kappa B Ligand
RANKLの発現はin vivo での腫瘍形成を制御する。組織微小環境の in vivo生物学的
解明とそれを基盤とした革新的診断・治療法の開発を ..

※北大学医学研究科病理学講座病態医科学分野>研究内容. 研究業績Publications  
http://www.med.hokudai.ac.jp/~clilab-w/research.html    ↓
21.Visualization of Ras-PI3K interaction in the endosome using BiFC

【筆者検索】
京都大学生命科学研究科生体制御学・医学研究科病態生物医学 (松田道行教授)
> PHOGEMON PROJECT 公式マニュアル > 研究の具体例の紹介
(PHOGEMON 各論) 1. Raichu  スクロールバー下方、約4cm 
http://www.path1.med.kyoto-u.ac.jp/mm/phogemon/PhogeMan.htm#5.1 
  ホームはスタイリッシュなブラック

12.安永正浩室長(国立がんセンター東病院 臨床開発センターがん治療開発部 )
「生体ナノ環境の時空制御を目指した抗体DDS製剤の開発戦略」
抗体をパイロット分子にしたDDS剤研究開発の必要性、更なる飛躍にはアクティブ・
ターゲッティング導入の必要性、抗体DDSの各機能段階、間質バリアや粘液バリア
Science,12 June 2009 Vol.324 (5933) Breaching the Cancer Fortress

ヒト悪性リンパ腫(ミサイル療法効きやすい)、ヒトすい臓がん、IV型コラーゲン
抗腫瘍効果グラフ

腫瘍内の薬剤送達性と間質バリア、悪性リンパ腫にも存在する間質バリアと免疫回避、
臨床例(胃がん、大腸がん)、間質バリア間質の量が多いほどバリアの力は強大
間質バリア克服のためのDDS - キャリアの選択、ドラッグデザイン
新戦略法、がん間質-リリース重視、細胞外薬剤放出、SN-38 時間依存性に働く
細胞ターゲッティング VS 間質ターゲッティング
Suit2 すい臓がん細胞モデル(マウス)、腫瘍内分布、浸透性、抗腫瘍効果、体重変化

抗コラーゲン4抗体、SN-38?複合体投与による腫瘍休眠状態への誘導
単剤によるがん細胞と腫瘍血管へのダブルアタック
抗コラーゲン4抗体、SN-38?複合体投与による血管新生抑制作用
抗体DDS、医療の新戦略、キャリア:抗体、キャリアMEND、ミセル体 ...

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by lumiere6 | 2010-01-18 14:52 | 北大 学会等

公開シンポジウム 「生体ナノ環境の時空間制御を目指して」 4

9.樋田京子特任准教授 (北大歯学研究科口腔病態学講座・血管生物学教室)
「生体ナノ環境を構成する間質細胞の時空間的ダイナミクスの解明」

がんの間質に対する考え方。最近の知見・・ がんの間質は、がんの悪性度に影響を
及ぼす。同じがん細胞でもマウスに移植される部位によって転移能が異なる。進行がん
ほど間質が多い。 (e.g. 胃のスキルスがんは間質が90%)、腫瘍血管内皮の異常性
がんの間質はがん細胞の育つ場所を提供し、転移性獲得にも寄与 (下線不確か)

がんの微小環境 → 生体ナノ環境 miRNAやマイクロベシクルを介したがん細胞と
周辺の間質細胞との間に存在する情報伝達の場

腫瘍血管新生 (Tumor Angiogenesis) 1971年、ホルクマン博士*が初提唱。
世界初の血管新生阻害薬 Bevacizumab 誕生、副作用と奏功性の問題 ’04 米承認
腫瘍血管は形態学的に異常、 周皮細胞 pericyteや平滑筋と血管内皮の関係が疎、
(血管内皮の)基底膜の組織学的構造異常、 血管内皮同士の結合が疎

腫瘍血管内皮の分離と培養が広く行われていない理由
・効率の悪さ、ごく僅かな収量   ・技術的困難  
・懸念 - 腫瘍組織から分離された後に腫瘍血管内皮は正常血管内皮に戻るのでは

血管内皮マーカーの発現 → 分離血管内皮細胞の純度
腫瘍血管内皮 (Tumor EC) の特性・異常 ・染色体異常、薬剤抵抗性がある
特異的マーカーの発現、 高い増殖能、遊走能、 がん細胞マーカーを発現

2004年 マウスの腫瘍血管内皮の染色体異常、腎がん患者の腫瘍血管内皮における
染色体異常。 20人のがん患者、ヒト腫瘍血管内皮におけるaneuploidy (異数性)
CENP-Eがヒト腫瘍血管内皮では、がん細胞と同じように下がっている (低い)

Cell fusion の解析 Factors in the microenvironment
腫瘍血管内皮 (高転移性、低転移性)、腫瘍細胞の培養上清による正常血管内皮に
おけるaneuploidy ... 5-FU (抗がん剤) に対する腫瘍血管内皮の抵抗性、
MVs(Microvesicles) についてなど

革新的治療診断の確立に向けて : マルチ機能ナノデバイスを用いた間質細胞の解析
評価系の構築、イメージング、時空間的制御、生体ナノ環境のin vivo 生物学的解明

*筆者検索 : Dr. Judah Folkman (1933 – 2008)
Folkman, Cancer Research Pioneer, Dies at 74 (Listen to the Story)
http://www.npr.org/templates/story/story.php?storyId=18121693


10.石井源一郎 室長 (国立がんセンター 臨床腫瘍病理部・病理形態室 )
「組織生体ナノ環境ダイナミクスの時間的・空間的評価系の確立」

形態学からがんを眺める - 確定した内容ではなく提案ということでプレゼン
がん組織、転移巣の解析は組織環境ダイナミクス解析にとって良いモデルとなりうる
肺がんの組織は全体の20%で他は間質? がんはヘテロな組織集団
ドラスチック、正常でない細胞が混ざり合っている

転移巣 : がん細胞が主病巣から離脱(上皮間葉化、EMT*) → 脈管内へ浸潤 → 
脈管内にでも間葉化状態 → 脈管外へ *Epithelial-mesenchymal transition

転換巣の形成 (劇的な環境変化を伴う)
Pre-angiogenic phase → Angiogenic Switch血管新生のスイッチ
肺がんの微小転移写真 (動物実験) 脈管内の腫瘍細胞が増殖、転移巣形成過程に
おいて脈管内腫瘍細胞は増殖生存している。100μmの移動だけで劇的変化 

初期の転移巣形成 : がん細胞が少数であるため、生存・増殖が不安定、内因性
および外因性シグナルの影響を受けやすい。マクロ的観察が困難、特殊機器を要す

原発巣 : 完成された腫瘍であるため、がん細胞の生存・増殖は比較的安定
影響がマスクされる恐れ、マクロ的観察が容易で特殊機器の必要なし 

少数のがん細胞が浮遊状態で生存・増殖する過程、機構、細胞数・生着能の比較
Gene expression of A549 cells forming burst type colony ..  以下不明
Single cell 増殖過程の連続撮影、ニコン (Biostation) との共同研究
がん細胞自体の内因性シグナル、間質細胞からの外因性シグナルは影響を与えるか?
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by lumiere6 | 2010-01-17 19:12 | 北大 学会等

公開シンポジウム 「生体ナノ環境の時空間制御を目指して」 3

6.丸山厚教授 (九州大学先導物質化学研究所 融合材料部門 物質創造工学専攻)
「生体ナノ空間イメージングのための核酸ナノセンシングマシン」
核酸の関わるバイオテクノロジー      遺伝子解析、 ナノテクノロジー、
核酸医薬 (アンチセンス、アンチジーン、siRNA small interfering、miRNA)
機能性核酸 (アプタマー Aptamer : 抗体、 リボザイム :酵素、 リボスイッチ :受容体)

核酸ナノセンシングマシン、 核酸ナノセンサー + 人工核酸シャペロン
レトロウィルスNC蛋白質 nucleocapsid、低温HSP蛋白質 Heat-shock Proteins,etc 高感度選択性化、迅速応答化、生体内安定化  メモをほとんど休んでしまいました。

カチオン性くし型共重合体による細胞膜破壊、ペプチドのシャペロニング。  膜破壊性
へリックス形成を値しつつ、凝集を抑え、細胞破壊性を高める。 シャペロン高分子による
人工ベクターの機能化、生態ナノ空間イメージング。  核酸ナノセンシングマシンの人工
ベクターへの搭載。  (生体適合性、 高時空間分解能、 生体ナノ空間への送達) 

【筆者検索】  人工シャペロンを創り核酸を操る・診る  「変換と制御」 領域  丸山 厚
― 核酸シャペロン機能を持つ高分子設計とDNA解析への展開 ―
http://www.jst.go.jp/kisoken/presto/complete/henkan/seika/2kipdf/maruyama.pdf

7.藤林康久教授 (福井大学高エネルギー医学研究センター・センター長 分子イメージング部門)
PETによるナノパーティクルの生体内動態解析」 
PET:positron emission tomography ポジトロン断層撮影、脳循環・代謝・機能
ロボコップのような人間の顔と脳血流の合成映像。 (以下、数行なのに手間取りました)

低酸素の部位にのみ入る化合物.   Cu-62-ATSM in Lung Cancer Patients
Microballoon, Tc-99m (テクネチウムスズコロイド) & In-111 (インディウム)
体内動態 (長時間消化器官に逗留)  J Control Release. 98(1), 75-85, 2004,7 ヒトの胃の中でballoon効果。診断だけでなく、医薬品の開発にも使いたい。  ↓
Pharmacoscintigraphic evaluation of riboflavin-containing microballoons
for a floating controlled drug delivery system in healthy humans.   


1.Dose dependent Effects of 64Cu-star-like Copolymers in SD* Rats 
A:Low-dose VS High-dose  B:multi dose at 4 h p.i.  *Sprague-Dawley
2.Metabolism Studies. in Rat Blood, in Rat Liver .  RGD(Arg-Gly-Asp)

世界分子イメージング学会 World Molecular Imaging Congress をご案内
2010年9月8-11日 京都  http://www.molecularimaging.org/ 

8.原島秀吉教授 (北海道大学薬学研究科薬剤分子設計学研究室)
多機能性エンベロープ型ナノ構造体によるマルチ機能ナノデバイスの創製
安全かつ有効な人工遺伝子デリバリーシステムを開発するために
基本 Multifunctional envelope nano device (MEND)、 細胞内動態
Endocytic Pathways used by Viruses .. Mark Marsh, Ari Helenius
膜透過性ペプチドに注目、  octaarginine-modified liposomes (R8-Lip)

Packaging procedure of pDNA* into R8-MEND  *プラスミドDNA
Cryo-TEM* images of MEND  *極低温透過型電子顕微鏡
R8- MEND による樹状細胞への遺伝子導入 / Multi-layered MEND(T-MEND)
ヘテロクロマチン heterochromatin / ユークロマチン euchromatin 

EPR効果 (Enhanced permeability and retention effect)
がんにナノ粒子を送達するのにいかに細胞内動態をコントロールするか、
PEG*修飾、PEGのジレンマ、遺伝子導入率低下 *ポリエチレングリコール
A novel hypothesis to solve the PEG dilemma

MMP マトリックスメタロプロテイナーゼ /  PPD-MEND 
PEGとPPDを組み合わせることにより血中の滞留性、腫瘍移行、成果上昇。  
滞留性と発現活性のバランスの最適化により、静脈注射後の腫瘍遺伝子発現化向上
PEGの先端にリガンドligand をつけてターゲットを強力にする。  今後の課題 :
血管標的型・血管透過型MENDによる疾患組織への薬物送達システムの創製

※ 北大薬剤分子設計学研究室 > 研究内容 > 1. in vivo用遺伝子・核酸デリバリー
システムの開発 > がん治療を目指した遺伝子・核酸の腫瘍送達システムの開発 ほか 
http://www.pharm.hokudai.ac.jp/yakusetu/content.html

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by lumiere6 | 2010-01-11 15:37 | 北大 学会等

公開シンポジウム 「生体ナノ環境の時空間制御を目指して」 2

4.新留琢郎准教授 (九州大学工学研究院 応用化学部門 機能組織化学)
「光あるいは電磁波に応答するマルチ機能性ナノデバイスの創製」
Bioimaging for diagnosis  (画像は英語)
MRI,CT,PET,SPECT,Ultrasound,Fluorescence, 各診断装置のMethod/
Advantage and Disadvantage / Contrast agent (造影剤) の一覧表を概説
Functional Magnetite Nanoparticles ... 細胞の中のhyperthermia
solenoid type applicator, 酸化鉄粒子をがんのtargetに、Therapeutic effects
 
Goldナノ粒子のライフサイエンスへの応用の話、薩摩切子の写真ほか .. 丸でなく
棒状の粒子に注目、溶液赤い。Gold nanorods :new material for medicine
Near infrared (NIR) light  近赤外光に吸収を持つ、生体組織の透過性が高い
(質問に) 同サイズを作りやすい、丸と棒状のもの差について興味あるがデータない

Diagnosis and therapy using gold nanorods photothermal therapy,
Laser light, 発生する熱によって薬剤を出す研究ができないか。 コントロールリリース* 

Biocompatible,Biodistribution of gold nanorods,In vivo, Imaging of 〃
900nm の光源の上にマウス、人間の目では暗闇、Absorbance spectra of mouse
abdomen. Characteristic spectra of the gold nanorods were obserbed.
Integrating sphere is powerful tool for the measurement of 1語?body.

Demonstration of photothermal therapy,Evaluation of 〃, ...
Retention system responding to NIR light ... Research proposal

*殆どメモしそびれ、『J. Control. Release』、或いは次のような論文タイトル等のこと
だったのか不明。 “Controlled release of plasmid DNA from gold nanorods
induced by pulsed near-infrared light”   J-GLOBAL > 文献
http://jglobal.jst.go.jp/public/20090422/200902206758843261

 
九州大学には、新留准教授がもうお一人いらっしゃると知りました。工学研究院応用化学
部門分子情報システムの新留康郎准教授です。 ホームページの “金ナノ粒子関連の
研究紹介” に見事な金赤の薩摩切子の工芸品の写真と “金コロイドのお話” の解説が
ございます。http://www.niidome.net/%7Eyasuro/research/


5.西山伸宏准教授 (東京大学医学系研究科疾患生命工学センター臨床医工学)
「高分子集合体を基盤とする生体ナノ環境可視化システム」
ナノデバイスの設計について、患部に到達、細胞内でセンシング
超分子ナノデバイスによる生体内マニファクチャリング (図、ほしかったです)
物理エネルギーを利用したDDS(Drug Delivery Systems)

光線力学療法(PDT:Photodynamic Therapy)の臨床状況
対象疾患(早期肺がん、早期胃がん、子宮頸がん)、食道がん(実用化?)
光の浸透、光過敏症が問題、光増感剤のDDSの開発の必要性と課題

固形がんのPDTのためのDPs(デンドリーマフタロシアニン)内包高分子ミセルの開発
フォトフリン Photofrin (→注) 皮膚に炎症、DPs内包ミセル皮膚等への毒性回避可
DDSを利用した新規コンセプトに基づく光線力学治療システム、レザフィリンの体内動態

現在の医療では治療困難な粘膜管(胃、食道、膀胱、腹膜播種など)に対する革新的な
治療、正常組織への傷害は惹起されない。膀胱がん:微小がんを標的にする上で適する
統計、治療、予後など。 膀胱がん治療におけるPDTの優位性、膀胱内広角照射用
ファイバープローブ(probe 探り針)の開発設計デザイン

擬似膀胱への光照射効果、膀胱内照射による照射特性評価、腫瘍膀胱への照射
広角は膀胱壁の60~80%に光照射できた、ラットの膀胱がんに対するPDT
治療診断システムデザイン、Echo-guided position-control for a fiber probe
高分子ミセルによるがん組織選択的な光増感剤デリバリーと均質光の照射によって
膀胱萎縮を惹起することなく抗腫瘍活性化を得ることができた
及ぼす。同じがん細胞でもマウスに移植される部位によって転移能が異なる。進行がん

分子導入 Photochemical Internaization (PCI)によるgeloninの細胞内導入と
抗腫瘍効果、光エネルギーを利用した遺伝子デリバリー、応用できる
部位特異的遺伝子導入のための光応答性人工ウィルスの創製、ラットの結膜下投与
..メモ間に合わず.. 「見る」 だけでなく、「操る」 ためのプラットフォームを構築する。
(質問) 微小がんとはどの程度の... 内視鏡で検出できるかどうか、サブミリサイズ

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by lumiere6 | 2010-01-09 19:23 | 北大 学会等

公開シンポジウム 「生体ナノ環境の時空間制御を目指して」 1

1月5日(火) 13:00~18:30 (19時過ぎ) 於 : 北大薬学研究院・臨床薬学講義室 
主催 : 戦略的研究推進経費プロジェクト 『血管を標的とする革新的医薬分子送達法の
 基盤技術の確立』  共催:日本薬学会・〃生化学会・〃分子生物学会 各北海道支部
(12名が4名ずつ3部に分かれてご講演、配布資料なし、ご所属は "大学院" を略)

1.片岡一則教授 (東京大学工学系研究科バイオエンジニアリング専攻)
「生体ナノ環境の時空間制御に基づく診断・治療イノベーション」
所用で間に合わず、非常に残念でした。同研究室の西山准教授が5番目にご講義

2.小暮健太朗教授 (京都薬科大学 薬品物理化学分野)
「腫瘍環境に応答するデリバリーシステムの開発」
腫瘍環境の微小環境(生体ナノ環境)は特殊、2つのキーワード(低酸素、低PH)

1) 低酸素状態を認識する抗体の作製と抗原タンパク質 (ランドマーク) の探索
がんに対する診断・治療のためにいろいろな抗体が使われているが低酸素の
抗体が中々ない。低酸素環境のがん、特異的抗体の樹立方法 (ヒト乳がんの細胞)

低酸素培養細胞の特性、低酸素マーク蛋白質(CA9)、低酸素刺激48時間後において
有意な細胞増殖の促進、低酸素環境下においてのみCA9の発現が認められた

低酸素培養細胞への結合性の評価、低酸素培養細胞への結合性の高い抗体産生16
スクリーニングしたハイブリドーマ (hybridoma) 223   ....
機能性評価 (細胞死誘導) サポニン(毒)をくっつける。取り込まれた → 細胞死
低酸素(状態) に特異的な細胞死誘導が認められた。 

2) 低PH状態を感知するシステムの開発
新しいコンセプトに基づくキャリアの開発が必要、低PH応答性キャリア設計コンセプト
低PH応答して表面電荷が転換するナノ粒子の開発に成功、
コレステロールコハク酸利用 (CHEMS)、ナノ粒子の血清存在下での物性 →
ナノ粒子の細胞への取り込み評価  (FACS : フローサイトメトリー)
→ PH応答性ナノ粒子は低PHにおいて細胞内への取り込み促進を確認

PH応答性ナノ粒子の機能性、PH-MEND (多機能エンベロープ型ナノ構造体)
multifunctional envelope-type nano device は、低PHにおいて遺伝子発現
活性が約5倍に増大 → 生体ナノ環境に着目した抗がん戦略 メモ不足で各まとめも略

3.松井秀樹教授 (岡山大学医学部細胞生理学・医歯科学専攻(修士)専攻長)
「蛋白質セラピー法とイメージング技術に基づくマルチ機能ナノデバイスの開発」
蛋白質セラピー法とは
細胞内へのペプチド ・蛋白質の高効率導入ならびに核-オルガネラへの局在化技術、
機能ドメイン(抗がん剤etc) ― イメージング・ドメイン ― 局在化ドメイン → 細胞内
導入ドメイン (ポリアルギニン等のシグナル) 
ナノエコロジー (生体ナノ環境)、特異的機能発現、PKI (protein kinase inhibitor)

The current situation of cancer therapy in clinic 治療/診断 統合できないか
Diagnosis (imaging ..) : Therapy (chemotherapy, surgery ..)
Theranostics,Developing for ErbB2(HER2)- over expressing cancer
The ErbB2 targeting domain : EC−1 peptide よく認識
Anti-cancer domain :p53抗がん遺伝子、full lengthの蛋白、合成・治療、問題あり

マクロピノソームリリーシング技術、ペプチドHA2によるリリーシング技術
Imagingの方法 : 自家発光システム、蛍やウミシイタケ由来のルシフェラーゼより
Gaussia princes(コペポーダ)由来のルシフェラーゼ Gluc が発光度が高い。
イメージングのレポーター蛋白として使う。 .. Purification of ECI-gluc-p53c .. 
Stability recombinant proteins in serum ..

マルチナノデバイスを投与し、転移が疑われるリンパ節に基質投与し、可視化する
転移のあるリンパ節のみを効果的に切除可能
The effect of proteins on apoptosis in vitro,  常にモニターできる  
Further research (short term)  .. 早期発見、予後予測、治療効果の判定

マルチ機能ナノデバイスによる超低侵襲のがん診断と治療
治療とイメージングによる効果判定、体外的がん診断システム、体内リンパ節転移診断
システム → 低侵襲の手術が可能になるのではないか 

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by lumiere6 | 2010-01-07 22:37 | 北大 学会等

最先端医療講演会  2. 

「がん薬物療法最先端医療講演会」 11月28日開催 → 1.は12/22です。  
メモを大幅に割愛して、お話された要素 (語) を並べるにとどめます。

講演2. 「腎臓がんの薬物療法について」 14:20 ~ 15:00
 山形大学医学部 腎泌尿器外科 冨田善彦教授 

腎がん (腎細胞がん:RCC  renal cell carcinoma) 患者数が増えている。
03年と07年比、死亡数1.8倍、国内では北海道が多い。分子標的薬- ソラフェニブ
VHL (フォン ヒッペル リンドウ病) 遺伝子の異常を伴う。 淡明細胞型腎細胞がん
低酸素により誘導される転写因子H1F-1α の分解異常起きる、H1F-1α の蓄積
VHL protein : Normal and Aberrant Foundation

RCCの各種治療に対する有効性
手術○ 放射線、薬物療法 (化学療法×・ホルモン療法×、サイトカイン△)
分子標的薬、遺伝子治療、有転移症例 (腎がんガイドライン、 アルゴリズム)

Signaling Pathway and Selective Inhibitors  ...
mTOR (mammalian target of rapamycin)
2005年はエポック、ソラフェニブ、スニチニブ、ベバシズマブ 劇的に変わる
New VEGFR Inhibitors (Oral TKIs 経口チロシンキナーゼ阻害薬)

mRCC 転移性 (metastasis) 腎細胞がんのリスク分類、症例により予後に幅。
リスク因子の多寡により、The MSKCC 分類、世界のスタンダードになっている。
Robert J. Motzer (モッツァー医学博士)  ... 

mRCC  treatment algorithm 2009世界の趨勢、日本のRCCに対する
分子標的薬 : 小分子化合物 スニチニブ ソラフェニブ、アクシチニブ (Axitinib)
パゾパニブ(Pazopanib)、 抗体薬  ベバシズマブ  ...  

上記ほか、テムシロリムス(Temsirolimus)、エベロリムス (Everolimus) など
分子標的薬の現状と症例等を概説、CR (Complete Response 完全奏功)、
PFS (progression-free survival 無進行生存期間) ほか薬効、比較試験等
bilateral multiple RCC (両側多発性腎細胞がん) 症例とソラフェニブ治療

分子標的薬の多彩な有害事象 Adverse Events (AEs) 8つのカテゴリー
毎朝、世界の情報を把握している。AEsは個人差が激しく、突然出てくる。ただ粘れば
良い兆候もある。 .. 導入期 : 情報提供と治療法の理解、インフォームドコンセントの取得
維持期 : (書きもれ)  

多彩な有害事象に対する対応困難、治療チームを作った。 (メモ追いつかず)
泌尿器、循環器内科、内分泌、消化器、呼吸器 ..  A 患者管理ツール 
B 治療管理ツール  C 有害事象対策マニュアル   医師は患者さんを縦断的、
看護士は横断的に見るので .. 患者手帳 (記録) 手足症候群への対応

2つのコンセプト : 対処法を明確に、専門医への紹介のタイミングを明確に
ほかの科の専門医とのコラボレーション、紹介のタイミング

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by lumiere6 | 2009-12-30 23:58 | 北大 学会等

最先端医療講演会  1.

「がん薬物療法最先端医療講演会」    11月28日(土) 13:30 ~ 15:00
会場 : ホテルオークラ札幌3F   主催: 札幌医科大学、北海道大学、旭川医科大学
配布資料がなく、断片的なメモにすぎませんが、治療中の方々や関係者のご迷惑に
なったら申し訳ないです。数字は極力伏せ、項目や語を羅列します。(*は筆者)


講演1.「肝がんの薬物療法について」  13:40 ~ 14:20
 杏林大学医学部腫瘍内科学教室 古瀬純司 教授 

肝がんの基礎知識、肝細胞がん(HCC) に対する治療戦略、化学療法と治療成績
世界の肝がんの患者数、死亡率等、主な危険因子、肝炎ウィルス
 - C型 (欧米増加) と B型 (アジア・アフリカ) に地域差
日本と欧米における肝細胞がんの罹患率が増加、薬剤療法に注目が集まっている

多段階で発症、病因、多因子、肝細胞がんの診断時の進行度、
肝硬変-eHCC(早期肝細胞癌) → リスク増加 (図を説明した文言) 
日本では早期診断、早期治療が成功している。

肝細胞障害 Liver Damage 多彩な治療法 (一部のみメモ) 
外科 (局所壊死療法、エタノール注入、TACE (肝動脈化学塞栓療法)、放射線、陽子..
化学療法 (肝動脈注入:動注化学療法)、全身化学療法 ... 免疫治療はまだまだ
どうやって選択し、治療していくか。 アルゴリズム。

HCCの治療経過 (肝臓の図、切除or局所壊死)、インターフェロン 
臨床的特徴、肝障害度の評価が重要、根治治療後も再発が極めて多い。肝外転移が
少なく、全身治療の適応が限られる。 地域差が大きくglobal standard 確立せず

化学療法の役割・位置づけ、 局所治療が困難-肝外転移、高度進行例ほか
(薬剤は) 沢山あるが有効性が保証されたものが殆どない
ドキソルビシン、古いがkey drug。 80年の緩和治療との比較試験について ...

進行肝細胞がんに対する化学療法の臨床試験、90年代後半
CDDP (シスプラチン)/ ドキソルビシン ..治療関連死、コンビネーション試験難しい
2000年代前半までHCCの予後を改善できない状態だった

HCCに対する分子標的薬
エルロチニブ 上皮成長因子受容体 (EGFR) のチロシンキナーゼを選択的に阻害
ベバシズマブ 血管内皮細胞増殖因子 (VEGF) に対するモノクローナル抗体  

多彩なターゲット、がん細胞増殖のメカニズム、いくつかのポイントをブロック、
ソラフェニブ 第1相試験、欧州、有効性の推定 ... 第2相試験、欧米 (腫瘍が?)
小さくならないが中が何らか変化。 ... 今までにない副作用、 grade3 hand-foot
skin reaction、小さくならないけど進行止まる ... 効果の判定が難しい

SHARP trial  バルセロナのグループが中心、2007年のASCO* トップの演題。
*American Society of Clinical Oncology 筆者検索: ASCO2007 学会速報
http://ww2.ttmed.com/oncology/jp/asco2007/pdf/17.pdf
 
  
ソラフェニブの開発・承認までの流れ (ガントチャート・横線工程表のような図でした)
BCLC (Barcelona Clinic Liver Cancer) 病期分類システム ...   
進行肝細胞がんに対するソラフェニブ (切除、TACE など局所治療の適応がない)

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by lumiere6 | 2009-12-22 23:27 | 北大 学会等

(社) 空気調和・衛生工学会 90周年記念 シンポジウム

“寒冷地における暖冷房システムの省エネルギー性と環境性の評価 ”
- 環境建築の実現に向けた協働と役割 - 
 ※北海道支部特別企画事業 
3月14日(金)13:30~17:00   於:北海道大学百年記念会館  
主催:(社) 空気調和・衛生工学会北海道支部 参加費 1,000円 (資料代含む)
    各氏共に設計図・写真等の画像のモノクロ資料あり (見出しほか部分引用)

1.基調講演   13:30~14:30
「環境建築のその先へ」 石野久彌 教授 (首都大学東京)
・電力平準化のための躯体蓄熱 ・・ 躯体各部:天上、床や壁、梁などの温度分布、
 蓄放熱量の推移、蓄熱時間の差によるデータの変化 / ビルのオフィス断面を
 イラスト化。例えば、人体発熱 9%、屋内の放冷、蓄冷、貫流 など熱の流れの
 方向と割合を矢印で示し、室内熱負荷 〔空調時:昼間〕 と 〔躯体蓄熱時:夜間〕 の
 状況が分かりやすく対比されています。

・オアシス21の断面構成 (名古屋市にある公共・商業複合施設 2002.10 ~)
・JR山手線内の外気温分布 ・・ 周囲34.5㎞、ヒートアイランド等の認知
 徒歩及び自転車で、大通り中心のルートを移動測定、夏季・冬季の早朝・日中に
 おける温度分布を、ルート線上と面で地図表示
・BESTプログラムについて  Building Energy Simulation Tool
・冬季の住環境、寒冷地は換気不足、温暖地は非効率な暖房、何れも過乾燥注意 
・建物を作ることは負荷になること、自然に溶け込ませた建物を意識する
・(蔵の再生を例に)景観は、通りすがりや周囲の視線と持ち主との感覚は違う.

2.特別セッション    14:40 ~ 16:20
「寒冷地におけるサスティナブル建築の歩み」 加藤誠 氏(㈱アトリエブンク)
・士別市(旧朝日町)糸魚小 改築工事 '07年、 <大きな家> に見立てた一体空間
 地場産のえぞまつ等の活用 、自然エネルギー活用によるランニングコスト削減
・黒松内中 エコ改修 '07年 (文科省と環境省の補助) 自然エネルギーの利用
(環境省 「学校改修と環境事業」 モデル校)、まちの印象を明るく、天空光を生かす
 <ひかりのみち> 自然光でイキイキ、建物全体の荷重軽量化 → 耐震性能強化

「環境デザイン・性能検査・運用改善  - 環境建築の実現に向けて」

  鈴木大隆 氏 (北海道立北方建築総合研究所)
・北総研の設計コンセプト / 1998年から北海道エコスクールへの取り組み
・事例 :中標津中学校、黒松内中学校・・ こどもたちへのアンケートより
   雨の日がすごく暗い (天候による差が以前より大きくなった)
   なぜ窓を多くしたのか / 明るくなりすぎて自分の隠れ家がない
・運用していく中で見えること、大人が使っていく場合とこどもでは違う、暗い方に
 じぃっと一人でいる子もいる。現場の教師は明るい方に出て来いという、それは
 良くない。暗い部分を残した。多感な子どもたちを一律、明るい室内に当てはめる
 のはいかがなものか。明るさだけが全てではない。色んな空間を、建築を作って
 行きたい。大人だけでなく、子どもについて環境教育を考えるmatterを感じている。
※ 鈴木氏は最後に講演なさいましたが、筆者が順を入れ替えました。

ポートフォリオ 地場産環境住宅プロジェクト 「エコロジー&エコノミー」
  山本亜耕氏 (山本亜耕建築設計事務所) 旭川市の木工の伝統、寒地住宅の
先進的な開発技術など、地域色と自然エネルギーを生かした建築を追求。

「パッシブデザイン」 藤島喬氏(TAU設計工房)  コンポジットユニット工法 /
・地下に住む家(省エネルギー住宅賞) 敷地条件を利用、埋め込まれた地階の
 上部にガラスボックスを設け、採光(日射)を得る。夏涼しく冬暖かな環境を維持、
 さらに交通騒音と周囲の視線が遮断される効果もある。

「寒冷地における暖冷房システムの省エネルギー性と環境性の評価」
  山崎勝弘 氏 (北海道日建設計)   環境建築とは・・ 環境(自然の恵み)を
 有効に活用する。環境 (厳しい自然) に耐える。環境から 「まもる」 
・北海道日建設計の環境建築に対する取組み 事例:中標津中学校、
 北大工学部共用実験棟(工事中)他、北見・中標津・札幌の気候の特徴
・「建築と設備の共存」 から 「建築と設備の統合、融合」 へ

3.パネルディスカッション   16:30 ~17:00  ~ 略 ~
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by lumiere6 | 2008-04-01 20:06 | 北大 学会等

2007年 日本地質学会 第114年学術大会 市民講演会

発掘!眠れる地質遺産 マチ起こしの目覚まし ~ジオパークの試み~
9/9 (日) 13:00 ~ 15:00  於:北海道大学理学部5号館講堂

資料: 「ジオツーリズムとジオパーク」 日本地質学会ジオパーク設立推進委員会 
    詳細は日本地質学会Web site → http://www.geosociety.jp
    「アポイの鼓動  ~かんらん岩 見る・触れる・感じる広場~」
メモ
1.挨拶と説明  日本地質学会副会長 佃栄吉氏
世界ジオパークネットワーク 現在ヨーロッパ、中国中心に52ヶ所
中国 ・・ クローズドシステム(有料)、2004年 800万人入場、「焦作現象」
ヨーロッパ ・・ 人が主体(研究者や地元ガイド)、中世の街並みとともに観光資源

なぜ地域振興、観光振興に貢献するか、既存の国立公園との違いは
人間活動、地域活動と自然の関わり、地域の自立活動を促す→持続可能な社会                
ジオパークの本当の意味は「存在」ではなく「活動」、地域のネットワーク、人作り
環境問題、防災を考える。最終目標は、ふるさとを愛する国民ができること
ジオツーリズムは北海道に2ヶ所、エコを支えるジオパーク、QQL→QQE(earth)

2.講演    北海道大学名誉教授 岡田弘氏
「有珠山ジオパークの魅力 - 活発な地球を学び親しもう-」
Act Locally, Think Globally as a member of the earth
1985年コロンビアの噴火を契機にハザードマップの地域理解と利用が重視
来年のG8、サミットを前に、地元にとって1つのステップとして前進したい。

隆起した部分を子供たちに見せて、地球は変動していることを色々な機会に
学ぶことが大事。ユネスコのジオパーク(地質遺産)計画について
ここ100年の自然災害の歴史、節目と対策を解説
災害者に対する関係者のコミュニケーションと地域連携が重要

エコミュージアム構想の目指すもの、壮瞥町のHPより 
メインテーマ: 火の山」・「北の大地の歴史」にふれる自然博物館
3つのエリア: http://www.town.sobetsu.hokkaido.jp/eco/index.htm
「火山の恵み(遺構)」「大地の恵みと文化」「先人の歴史と海の恵み」

地元に行ったら、そこにしかない、そこから発祥(発想?) したもの
押し付けでなく欲しくなるものがあれば。明治時代、火口近くに遊歩道、
絵葉書があった。100年間に植生が変わった歴史を観察できるのだが、
森林になっていくと人が入らなくなる。
何を保存するか。保存とは何だろう。きちんと考えていかねば。
火山と植物を含めた地域の資源、全体の仕組みを理解、裏には人づくり
壮瞥町の市民大学講座、体験して五感で知ってもらう、子供郷土史講座 

かつて嘘と欺瞞の観光パンフ、たった6行の解説がすべてウソ
地球科学を学んだ人たちが世の中できちんと発言してこなかった

災害遺構としての保存・活用 behind the story
激しい噴石に襲われた洞爺湖幼稚園、4回石が降った
桜ヶ丘団地、国道230号線の橋が2階に衝突した痕跡を保存・公開中
残っているものの陰にどういうことがあるか。

ゆっくり壊れていく建物は世界的にも稀少
『有珠山 その変動と災害』 北海道大学図書刊行会 門村浩ほか編著
火山の恵みと自然災害を学ぶ。 (国道230号線の地溝=グラーベン)
学生達の声:自然のパワーに感激・感動、植物の生命力、
人間の力も大したもの、研究や科学の力や意味が分かった。
北海道の観光の難題克服への道、年配の旅行者に対する配慮
春・秋観光、修学旅行のニーズに合わせた受け入れ

拙稿 → 日本放射線影響学会 市民公開講座 「火山・地震について」 
     「今日は明日を照らし出す」   市民公開講座 -2-  

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by lumiere6 | 2007-09-09 23:33 | 北大 学会等

Digital北海道 春季特別講演会 2

【特別講演】 にパネルディスカッションのメモを追記しました
農業分野のリモートセンシング・写真測量の動向と展望
  谷 宏 氏 (北海道大学大学院農学研究院 准教授) 
PPT資料見出し  №3-4 北海道農業とリモートセンシング
土壌特性の把握 (土壌腐植含量、土壌の水分特性)
作物特性の把握 (作目判読、水稲・小麦・てん菜の生育解析、草地の植生)
自然災害による被害の実態把握 (干ばつ、例外、湿害、洪水)
米のタンパク含有率区分図(水稲の成熟期に観測した衛星データ得られる
NDVI (正規化植生指数) が大きい水田ほど収穫後の米粒タンパク含有率高い
 (北海道立中央農業試験場 環境化学部土壌資源科2000)

№5-18  日射量推定を用いた作物生産のモニタリング (ひまわり)
他の気象要素のメッシュ化技術および作物生育モデルとの組み合せが可能
№19‐26 土壌水分の推定 
№27‐37 熱帯泥炭林の火災と地球環境 / 問題
 改変
地球上のカーボンシンクとして重要な位置を占める。近年の研究で明らかに。
インドネシアの中央カリマンタンでは、プランテーション農業,土地利用変化の
乱開発が行なわれてきた。過度の伐採の慣行や森林火災の発生 
→ 土地被覆変化に影響を及ぼす
エルニーニュに伴う乾燥化が拍車をかけた大規模森林火災 (’97,'02年)に
よってCo2として大気中に放散され、地球規模での環境への影響が懸念
森林火災は植生の破滅だけではなく、回復困難な土壌消失を引き起こすため
生態系の保全にとって危険な存在である。上記地域では特に重要な問題
森林火災の防止に関わる問題点 - 火災検知の精度向上、森林火災発生の
危険度の評価、延焼の予知、啓蒙活動

【話題提供】
DIGITAL北海道GIS最新利用技術 -無料で使えるデータセット等のご案内-
  小野貴司氏 (酪農学園大学環境システム学部 非常勤講師) 
データの検索方法
  (財)日本測量調査技術協会 「空間データ整備状況一覧表」
主なGISデータ     資料より抜粋紹介
1.数値地図 : 国土地理院、日本地図センター
2.国土数値情報 : 国土数値情報ダウンロードサービス
3.空中写真 : 1940代から撮影されており、時系列の変化を追える
  札幌第一合同庁舎10F 国土地理院北海道地方測量部 デジタル購入可
  国土地理院・民間撮影分、林野庁撮影分
4.海洋データ : 海上保安庁作成、(財)日本水路協会海洋情報研究センター
5.自然環境保全調査-緑の国勢調査とも呼ばれる。1973年から7回目
  環境省生物多様性センターの生物多様性情報システム
6.統計データ : 統計GISプラザ、統計データポータルサイト
  国政調査(統計情報研究開発センター)、農林業センサス(農林統計協会)
  工業・商業統計(経済統計情報センター)
インターネットを利用した地図
・Geography network Japan、GISデータネットワーク  

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by lumiere6 | 2007-06-27 12:36 | 北大 学会等