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学者の鑑   - 学天則の復元-

浅緑の点描が若葉の輝きに変わり、春から初夏へ、植物たちが成長を競います。
美しき五月の始まりにあわせて、あかえめさんのブログ 「気になるロボット」から
“ 「学天則」 復元 ” の話題をご紹介いたします。

詳しくは記事をご覧頂くと宜しいのですが、文中の
  大阪市立科学館  プレスリリース   2008年4月4日 
  東洋初のロボット 「学天則(がくてんそく)」 の復元作業が終了
によりますと、 「学天則」 は 1928年に京都で開催された大礼記念博覧会に
出品されたロボットで、北海道帝国大学 植物学教授から、大阪毎日新聞社の
論説委員になられた西村眞琴氏によって製作されたそうです。

西村眞琴氏は色々な社会活動に寄与なさったらしく、
  (Robot Watch) 大阪市立科学館、 「学天則」 を動態復元  
  ~ 80年前の「人造人間」が復活  (森山和道氏 2008/04/25 16:33) では、
「学天則」 の製作にも投影されていると思われる、西村氏の慈愛の精神が彷彿と
されます。森山氏の本文から引用させて頂きます。

 既に植物学だけではなく、広く生物学、生命関連全般へと興味が拡大していた
 彼は、それで大学をやめてしまう。その背景には単に研究をするのではなく、
 生命の大切さを人々に伝えたいという強い気持ちがあったらしい。


また、西村眞琴氏ご自身の著書 『大地のはらわた』 から数節紹介されており、
あかえめさんは或る一節を掲げ、こう結んでいらっしゃいます。
私も研究・技術開発において、忘れてはいけないことと、共感するものがありました。

私は科学者に、社会活動への取組みを求めているのではありません。科学者の *
優れた哲学、倫理観が研究と共に後世に伝えられていくならば、学問の伝道師とも
言えるだろうと思います。内省と生命の尊重、それは広い意味で教育者の姿では
ないでしょうか。いま私はこの一節をお伝えしたいです。 * 「品格」 を追記 05/03

 知識が意識として頭の中にぐるぐるめぐりをしている間は倉庫の図書をみたように
 少しも人生に接触し得ない。知識は指の先から入り、指の先から出る。
 そこに妙味を発揮することを忘れてはならない。

by lumiere6 | 2008-05-02 23:55 | 上記外 環境・科学
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