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最近頂いた資料 2

『バイオマス白書 2008』 (ダイジェスト版)    
NPO法人 バイオマス産業社会ネットワーク 2008年2月発行 ※ この資料は
NEDO 独)新エネルギー・産業技術総合開発機構の助成で作成されたそうです。 
本編のサイト版は   → http://www.npobin.net/hakusho/2008/
A4判、オールカラー、全27頁  〔トピックス 1.バイオ燃料2007年の動向、
2.日本の森林資源活用へ向けての取組み〕 と 〔2007年の動向〕 の2部構成、

〔はじめに〕 を同ネットワークの泊みゆき理事長が執筆、『バイオ燃料推進が
本当に最適な政策なのだろうか』 『果たして優れた方策なのか』 問いかけます。*
『国産バイオ燃料の最大の問題点は、エネルギー収支であろう』 と費用対効果に
疑問を呈し、『「持続可能なバイオ燃料の基準づくり』 『バランスの取れた利用』 を
提案、地域の農業者との連携を提唱なさっています。メタン発酵で出る液肥の農地
還元や木質バイオマス利用の推進が脱石油農業にも結びつく、というわけです。

本文は15のコラム** と複層構造になっていて、世界各地の取り組みや課題が
多角的に分析され、簡潔に解説されています。バイオ燃料の種類と持続性の表は、
”経済・環境・社会” の3面から整理、比較しやすくまとめられています。

『石油から植物へ Ⅲ   森と畑と草原と海のバイオマス最前線』 A5判 
2008年3月発行 約100頁  切手同封で頒布受付中です。(詳細はWebサイト)

*この冊子の送り状でも泊氏は、バイオ燃料ブームのなかで生じている様々な問題を
挙げています。 『急激な生産により、食糧との競合-食糧価格の上昇、耕地拡大の
ための熱帯雨林等生態系破壊、温室効果ガス削減効果に対する疑問』 などです。

**1例 ◆現実的バイオマス導入戦略 - 都市部と中山間地域における資源有効
活用について <堀尾正靭 (東京農工大学 大学院共生科学技術研究院教授>
by lumiere6 | 2008-03-13 00:18 | 上記外 環境・科学
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