地球の未来を考える シリーズ 第1回

食基盤の危うさについて考える」   6/19(火) 17:30-19:00 

講師 : 大崎 満 教授 (北大農学研究院・SGP)  於 : 北大学術交流会館
主催 : もったいない学会 北海道支部       約140名
後援 : 北大サスティナビリティ・ガバナンス・プロジェクト (SGP)
司会 : 福田正己教授 (北大低温研)

福田教授 
日本は世界一残飯が多い。台所から1000万トン超え、年間11兆円分廃棄
国内の農業+漁業の総生産額に匹敵。チャド、1日の食費が130円~140円
食糧供給基盤の危うさ - 輸入と農薬問題、WTO関税 → 日本農業の危うさ
「もったいない学会」を紹介 → http://www.mottainaisociety.org/
学会長:石井吉徳 東京大学名誉教授、国立環境研究所元所長
→ 石井先生のHP http://www007.upp.so-net.ne.jp/tikyuu/

大崎教授
FAO STAT(統計サイト)穀物生産量2006年 下降、2007年 悲観的状況
人口増で貯蔵量が低下、食糧自給率? 旱魃 (豪、イグアスの滝) 重慶44.5℃
1000年間の気温、人類の変革期と機構の関係、文明は環境の影響を受ける
内陸部は少雨、乾燥で大型機械使用、化学肥料多用 (肥沃度低い古い土地)

土壌条件や地質は歴史学の新しい視点、土壌浸食地の現状、ベネズエラ、中国
アメリカ型農業-化石燃料、飛行機で大量に農薬、単作、3時間で刈取りと種まき
燃料の値上がりによって日本の農業が息を吹き返すが、タイムラグ
オガララ帯水層(米中部)の水が枯渇、 ※ 黒土地帯(チェルノーゼム)

アジアグリーンベルトの生態 (松本健一 「泥の文明」 2006. 新潮選書)
脆弱性の指摘、高人口密度、ヒマラヤ氷河「不都合な真実」世界の水の4割依存
バングラディシュ、インドとの取水問題、井戸の砒素汚染、カドミウム

森林より土壌を守るほうが重要、土壌の破壊や崩壊を守ると排出権ちゃら
目先の利益に追われ、CO2が溜まっている泥炭地を開発しパームヤシを植える
土壌問題の理論付けを始めている。

会場からの質問に : 北海道におけるクズ米等利用のバイオエタノールについて
投入する(化石燃料)エネルギーに対し、(見返りは) 食糧の数分の一
アジアの困難な国や中米の有機農業の例を挙げる。
いかに循環型農業(脱化石燃料)で我々の食糧を維持するかがポイント
生活を変えるか

石井学会長のNHK 「クローズアップ現代」 についてのコメント
〔最近思うこと:「分かったつもり」の95%〕 2007年 05月 16日
米からエタノール燃料:賢愚の狭間で揺れる日本
http://www007.upp.so-net.ne.jp/tikyuu/opinions/essay.html

-- 次回講演会案内 ---
日時 : 2007年7月18日(水) 17:30-19:00
場所 : 北海道大学学術交流会館  第一会議室
講演 : 「森のムダづかいを考える」 講師 : 高橋邦秀 (北大名誉教授)
ポスター: http://www.sgp.hokudai.ac.jp/~sgp/events/070718.ppt



【筆者参考】
FAO STAT → http://www.stat.go.jp/data/sekai/04.htm
          http://faostat.fao.org/ 

第3回 世界水フォーラム2003年 (WWF3) - 京都
http://www.mlit.go.jp/tochimizushigen/mizsei/wwf3/index.html
http://www.pref.akita.jp/fpd/water/water-01.HTM

外務省: 第4回世界水フォーラム(概要) - メキシコシティ
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/kankyo/wwf4/gaiyo.html

◆日経6/20朝刊記事より
「北海道バイオエタノール (札幌市)」、19日設立、農産物を原料にバイオエタノール
製造・販売、ホクレンや北濃協中央会など農業5団体が9億7千万円を出資、
道内の民間企業にも出資募る。芽室町に製造工場を新設、7月着工、’09年度
から稼動目標、三菱商事を中心とする事業体が受注、事業費60億円
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by lumiere6 | 2007-06-20 23:06 | 北大 SGP関連
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