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「脳科学と社会」研究開発領域 第3回「脳神経科学と倫理」WS

赤ちゃんの脳、子どもの脳 -科学と育ちの学びの倫理-
プログラム等は、社会技術研究開発センター   3月4日(日) 於 : 北海道大学
  → http://www.ristex.jp/  → http://brain2007.stxst.com/

第1部 パネルプレゼンテーション     13:40 から参加
丁度、「児童・生徒を対象とした研究と倫理的問題」 というテーマで、兵庫教育大学
大学院の松村京子教授 (同大付属小校長) がお話になられるところでした。
配布資料の発表要旨を引用させて頂きます。 
「… 研究に参加する健常児のメリットは何かということである。病気あるいは障害を
 もつ子どもを対象とした場合には、研究に参加することで治療や支援が得られる
 ことが前提となる。しかし、健常児の場合、直接的な見返りは期待できない。自分
 自身に得られることがなくても研究に参加することで科学の発展に貢献し、多くの
 人の役に立つことに気づかせ、研究に参加するボランティア精神を育むこと、
 これは、新たな教育の課題になるのではないか。」

拝聴して、「意欲を何で見るか/積極的参加率」と上記に関して質問と懸念が湧いて
きましたが、手を挙げるのはためらわれました。

第2部パ゚ネルディスカッション と第3部を経て16:30過ぎの閉会後、松村先生に急いで
何点かお聞きしました。真摯に耳を傾けて下さり、お考えも伺うことができました。
エレガントで温かなまなざしの方でした。 → 07/03/14
 
第3部フロア討論の質問 「コンピュータは人間になれるか」 のお答え(メモ抜粋)
・河野哲也助教授 (玉川大学文学部)
 (ロボットも前提) ボディは金属、プログラム通りに動く。人間はそう出来ていない。
  いつまでたっても生物になれない。
・福永憲一氏 (ソニー・コンピュータエンタテインメント)
 コンピュータは1つの構造ではない。性能UP まだ発展途上…*私には難解でメモ不可
・安藤寿康教授 (慶應義塾大学文学部)
 あなたは生命を考えているか、リアリティを持っているかと問われているような、
 研究者にとって難しい(質問)、コンピュータは基本的にツール、目的がある、その違い
・室橋春光教授 (北大大学院教育学研究科/ 同脳科学研究教育センター)
 コンピュータは、〔目的が明確でムダがなく、誤りがない〕という機械だ。
 イメージを駆使して世界を再構築するのが人間だと思う。
・松村先生
 コンピュータは人間を目標として開発された。学習してより高い機能を持ち、発達して
 来ている。部分的には計算とか人間を超えているが、人間にはなれないと思う。
・開一夫助教授 (東大大学院情報学環・同総合文化研究科)
 こういう議論は居酒屋等で         *以上 数ヵ所修正 03/07

コーディネーター : 佐倉統助教授 (東大大学院/JST社会技術研究開発センター)
総合司会 : 石原孝二助教授 (北大大学院/同大創成科学共同研究機構)
※ 4日の画像使用依頼コメントは、リンク先の内容に問題があり、削除しました。
by lumiere6 | 2007-03-05 23:57 | 北大 学会等
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