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北海道農業研究センターにて 

「地球温暖化の実態とそれが生態系と農業活動に及ぼす影響」に関する研究会
                                         
    日時 : 2006年9月11日(月) 10:00~17:00 (午後から参加)
    場所 : 北海道農業研究センター 大会議室
    主催 : 日本農業気象学会生態系プロセス研究部会
    共催 : 独)農業・食品産業技術総合研究機構 北海道農業研究センター
        NPO法人 グリーンテクノバンク

 (1) 特別講演 : 近藤純正氏(東北大学名誉教授)      10:00~12:00
    「地球温暖化の原因は何か、日本における温暖化の実態」
 (2) 気象観測所(北海道農業研究センター)の視察見学  13:00~14:00
 (3) シンポジウム                         14:00~17:00
   ①イントロダクション  小林和彦氏(東京大学)
                 桑形恒男氏(農業環境技術研究所)
  
   ②農耕地は変化しているか?  広田知良氏(北海道農業研究センター)
     キーワード : 土壌凍結深、野良生え、phenology(季節学)
    北海道は全国の畑の40%、そのうち半分が十勝、気候の変化や凍らなく
    なっていること、従来負のイメージの土壌凍結深と積雪の相関関係を研究、
    雪の断熱効果、収穫で残ったイモが春先生えてきて手作業で抜くのが重労働
    連作障害になる。除雪機2台で積雪した畑を往復し、土を凍らせることで防げた。 
    ただし深すぎても生育期間が短くなり困る。コントロールする技術を開発。
    大規模農業の環境コントロール例、夏に除草剤、農薬を使わない。
    (石油エネルギーの投入に対する質問に)
     ・細かい計算はしていないが1haを15分~20分位、畑を耕すより短時間。
      土建業者の機械を使い、農家が束になって負担を減らしている。
     ・気候の変化を利用、適応している。ほかの事に応用できる(小林教授)

   ③植物季節の変化         清水庸氏(東京大学)
   ④海は変化しているか?     見延庄士郎氏(北海道大学)
   ⑤総合討論   司会 :小林和彦氏・桑形恒男氏、 総合コメンテータ :近藤純正氏

北海道農業研究センターにて _c0087710_10111957.jpg 北海道農業研究センターにて _c0087710_1454817.jpg
 気象観測所(北農研)にて 

 高さ 2m超?(筆者目測)
 積雪を考慮しており、地面は芝生、
 土より埃が立ちにくいそうです。
 
 06/09/11 13:40頃 
 (筆者撮影) 
by lumiere6 | 2006-09-12 00:55 | 上記外 講演会等
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