海の孤独のなかで …

サイエンスコミュニケーションから少し遠く、8月の今日に…
  Thomas Hardy (英 1840~1928)の詩から2点、

       In a solitude of the sea
    Deep from human vanity,
    And the Pride of Life that planned her, stilly couches she.
     (‘The convergence of the Twain’ 注:第一節のみ)

       海の孤独のなかで
       人間の虚栄から深く離れ
    そしてその船を設計した生命の誇りから深く、静かに船は横たわる。

 長編叙事詩、『覇者』より
                     Truly said he,
     ‘Such gross injustice to their own creation
     Burdens the time with mournfulness for us,
     And for themselves with shame ’..
        (The Dynasts, PartⅢ, ActⅣ, Sc.ⅷ )
   
               いみじくも彼は言った。
     「神々が自らの創造物に加えたこの非道は
     われわれにとってこの世の悲しみで満たし
   神々自らには恥多きものとする。」と。

        出典:『英文学ハンドブック №28 ハーデイ』 (研究社)
        R.A.Scott-James & C.Day Lewis 外山滋比古、藤平武昭 共訳
  

 最後に、セミョーン・ヤーコヴレヴィチ・ナードソン (露 1862-87)
    「ある人の死に寄せて」 (神西 清訳)
     
       わたしに告げるな、あの人が死んだと。
          ― あの人はまだ 生きている!
 
       いけにえの壇は こぼたれても、  
          ― 炎はやっぱり 燃えている。

       薔薇はむざんに もがれても
           ― 花はやっぱり 咲いている。
 
      たて琴の 絃は切れても、
           ― 調べはなおも 泣いている。 

    
 「薔薇と木犀草」 ルイ・アラゴン(Louis Aragon、1897~1982)にも
 惹かれます。
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写真は、20代に刺繍したもの、フランスのDMC糸を使用。いまも飾っています。
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by lumiere6 | 2006-08-15 16:14 | 文学、芸術 …
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