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Sapporo Winter Cancer Seminar 2010 より

2月6日(日) 9:30 「がん治療におけるDDS」 演者 松村保広氏
   (国立がんセンター東病院 臨床開発センター がん治療開発部部長)

・DDS研究の背景
分子標的薬(外国の製薬会社が高比率、流行と過大な期待。血液毒性軽減、延命効果
テーラーメイド治療、副作用(出血、間質性肺炎等) 英政府ソラフェニブ (肝がん) 承認せず
  
ナノテクが生物学の限界を乗りこえる。 DDS-ナノテクとバイテクのハイブリッド
日本の医薬品の輸入超過割合 (メモ間違いかと思うほど高い数字なので伏せます) 
副作用対策、ECO-MEDICINE を目指す (医療費全体の軽減)

Taxol VS Abraxan の臨床試験 (デザイン、結果略)  費用対効果分析 :
価格自体はTaxol の2.5倍、副作用対策費がなく、最終的に患者負担が低い

・ミセル製剤の基礎から臨床まで
EPR効果 : Enhanced Permeation and Retention  抗がん剤の内包ミセル
東京大学の片岡一則教授*   シスプラチン内包高分子ミセルの TR研究 ..略
工学系研究科マテリアル工学専攻・医学系研究科附属疾患生命工学センター (兼任)

・がん治療におけるパラダイムシフト
ヒトがん組織の腫瘍血管と間質、すい臓がんは間質が多いので腫瘍内拡散に不利に
働くのでは、ミサイル療法がうまくいっていなかった。 結語とQ&A 略

間質をターゲットにコントロール・リリースに優れた革新的DDS製剤のドラッグデザイン
抗コラーゲン4抗体 (すい臓がんモデルでの抗腫瘍効果、新戦略のアウトライン ..

追記 :
秋田大学大学院医学系研究科 血液・腎臓・膠原病内科学分野   澤田賢一教授が
2度ほど治療費の問題に触れました。金銭的に大変、若い人が途中で?来なくなるなど。

(注)治療費の大部分は高額な薬剤費で、病院側の利益には殆どならないらしいと、
別の講演会や情報で見聞してきました。 主に欧米の製薬大企業の薬剤です。03/06

お二人目の工藤先生は殆どメモしていませんし、他の先生方についても乱れ書きです。
いま資料等と照らし合わせて整理するいとまもなく、これで区切ります。
by lumiere6 | 2010-02-23 12:57 | 上記外 講演会等
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