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残月だんご

十五夜ということで、材料を用意していましたが帰宅が遅くなり、昨日は道々
夜空を仰ぎました。次の日ですから ”残月だんご” と名づけ、いざっ。
白玉粉と地元の都南瓜を練って名月、よもぎ入りで山々をあらわす予定が
軌道修正、 しかも朝食をかねて、ついつい残り僅か、ご覧の結果です。
実物は写真より、まあるいです。器を試しているうちに形が微妙に変化 ..

来年は一球入魂 ^^; じっくりと考え腕を磨き、素敵な満月を楽しみます。
2007年 →  「今宵は月を ..

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或る大学のバザーで、 「花げしき 薔薇の香り」 というお線香を買いました。
小箱にピンクの薔薇の写真、中蓋も淡いピンクで ”花天月地” の言葉と、
”花時の美しい月夜の風景” など解説されています。 (大阪のカメヤマ㈱ 製)
秋の薔薇、お庭に咲いています。

時々、お酒代わりに古~い時代小説を読みます。 小学校低学年で親戚宅の
昔の本を見つけ、親しみを持ちました。元々文学やミステリー以外もほとんど
翻訳書を愛好して来ましたのに、次第に武家物によって精神的な疲れなどが
薄らぐようになりました。古書店で発見する作家もすくなくありません。

最近は、 『孔雀駕籠』 陣出達朗 春陽文庫  P8 
今日とても、うつるにおいは九重に、ちかきあたりの、花垣の里   今川了俊
咲きにおう、ふじのうら葉のうらとけて、かげものどけき春の池水  兼好法師

P49  「六如とは金剛般若経に―  一切諸法の空無常なることを説いて
”一切の有為法は、夢、幻、泡、影のごとし、また電のごとし” とある。
 -後略」

教義について存じませんが、目に見えても実体がないか、いっとき力をもたらし
儚く消えゆく喩えにされる言葉ばかりです。この本では、六人の雲水の名前に
使われています。自然界とこの六語の組合せが面白いです。  同書P49
夢ノ坊快天、幻ノ坊快雲、泡ノ坊快水、影ノ坊快山、露ノ坊快川、電ノ坊快空


下から4行目 「力に変化し、」 → 「力をもたらし」  10/07
by lumiere6 | 2009-10-04 15:36 | mémoire
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