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刷り込み 1

この投稿日時は 4月19日(日) 夜ですが、 「刷り込み 2 」 の基になった気持です。
スクロールしてからこちらが現れるように、過去の日付にしました。最初のタイトル
「従容と ..」 は、一般的にがん患者には従容と死地に赴く姿が暗に求められている
のではと感じたからです。

もちろん緩和ケアに従事する方々の崇高な想いが定義の文言に込められていると
思います。多くの患者さんを支え、苦痛を和らげてきたことと存じます。 

それでも先に引用した 『健康さっぽろ 第21号』 の 「死を早めることにも遅らせる
ことにも手を貸さない。」 の ”遅らせることにも” に賛同しかねるのです。
もし自分がそのような境遇に置かれたら、何を願い、どのような態度でいるか、全く
わかりません。でも、何としても1日でも長く、と望む方には手を貸すべきでは、と
思いました。周囲と意思の疎通が難しい状態になっても、予め本人が希望し、家族も
同様なら、延命措置に手を尽くされることが認められる余地がほしいです。

粛々と、静かに死を迎える (受け入れる) 立派ながん患者像、運命に未練がましく
抗わぬ、潔さ ..   しかし、死は生きものの自然な結果ですが、死に至る過程が
自然かどうか人さまざまです。善行を積んでも正直でも、人一倍苦しむ方も ..

医療関係者による緩和ケアのための配慮と丁重な言葉は、やがての道を正確に
示します。 (重要な啓発であることを理解しています。) そして私たちは色々な
メディアによって、症状や薬の副作用のほか、余命や末路まで推し量ることが
できそうなほど、あふれる情報のなかにいます。がん患者になる前、あるいは
なってから刷り込まれた情報が、精神的にプラスに働くか否か ..
はかりがたいです。 病名が人に与えるラベリングは ”全人的な苦痛” ならぬ
”全方位的な見えない檻” をつくっているように感じます。

※なお、下記に2行ずつ引用させて頂きましたが、私が書いたことは、協会の事業や
ご見解に対する考えではございません。 念のため。

日本ホスピス緩和ケア協会 > ホスピス緩和ケアとは > 歴史と定義
WHO(世界保健機関)の緩和ケアの定義(2002年)、緩和ケアは…
http://www.hpcj.org/what/definition.html
・ 生命を尊重し、死を自然の過程と認める
・ 死を早めたり、引き延ばしたりしない

英語原文 : Palliative care
・ affirms life and regards dying as a normal process;
・ intends neither to hasten or postpone death;

∴時効で、イキノビ ルノカ .. ニュースを心に残すまい、血圧が日常より40も上昇。
  上の一行を何度も修正しました。もっと言いたいことはありますが ..
by lumiere6 | 2009-04-11 21:45 | 囁き
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