東京大神宮に 「お蔭参り」 をしたくて、9月のお彼岸の頃上京しました。
左 : 東京大神宮 (境内) 左下 : 江戸東京博物館にて 日本橋 (約51×8mの半分を復元) 大名の駕籠 中で座ってみました。着物や髪型を 想像すると、やや狭く窮屈そうです。 右下 : 芝居小屋 中村座 左 : 打掛? 名称不明 右 : 三井住友信託銀行 日本橋支店 ※ 姫君などの駕籠の道中が印象的だった時代小説 山手樹一郎 『江戸へ百七十里』 追っ手や拉致の場面での駕籠 山手樹一郎 『虹に立つ侍』 着物(衣裳)や薩摩焼についてなど 柴田練三郎 『度胸時代』 江戸東京博物館に着いたのが遅く、駆け足で回りました。出てから、敷地内の タクシー乗り場で外国人の女性が困っている様子でした。 閉館後のせいか1台もいなくて携帯が通じないそうで、拙い英語に対してフランス語で 仰ったのです。焦って母国語が出たのでしょう。そこで拙いフランス語で、「向こうの大きな 通りに出ると拾えると思う」 と話し、そこまで案内しました。 一瞬の出会いでしたが、日本文化の博物館に訪れた方なので嬉しかったです。 またそのうち書き足しますが、いったんキリをつけます。 #
by lumiere6
| 2014-12-10 19:55
| mémoire
10月27日 北海道大学遺伝子病制御研究所 金沢大学がん進展制御研究所
ジョイントシンポジウム 2014 ※メモの一部を元に検索など ポスター http://www.igm.hokudai.ac.jp/event/pdf/20141027.pdf 「腫瘍血管の異常性獲得メカニズムについて」 北大・樋田京子氏 ・1971年 Tumor angiogenesis (腫瘍血管新生) 阻害療法提唱 2004年 抗VEGF中和抗体 ベバシズマブ 現在抗がん剤世界第2位 (Vascular Endothelial cell Growth Factor) ・がん微小環境内では、血管内皮も薬剤耐性を獲得する可能性がある (2年前に発表) ・血管内皮による腫瘍エクソソーム (exosome)、 腫瘍細胞のmiR-1246はエクソソームによって血管内皮に移送される → 遺伝子発現の変化 (pathwayの解析中) ・血管の周囲は低酸素(hypoxia)、そのメカニズム、 透過性・組織圧亢進、乱雑な走行 - 血行不良 →腫瘍組織のhypoxia ・高転移性の腫瘍血管は未熟、血管新生が豊富だが低酸素領域が多い 腫瘍血管内皮もhypoxiaの淀んでいるところに曝されていることがある → 低酸素による血管内皮における染色体異常の出現 (2013年発見) 血管内皮における「ROS(reactive oxygen species活性酸素種」による DNA damage response。 血管新生阻害療法には、適切な時期がある。 血管新生の状態をモニタリングできれば薬剤の選択が可能となる 展望 : hypoxiaによるBiglycanの発現亢進 (高転移性腫瘍内皮細胞) → 腫瘍血管由来のBiglycanは、がんの転移を促進 (論文投稿準備中) 筆者検索 抗がん剤の売上げ1位は、リツキサン / リツキシマブ (非ホジキンリンパ腫) ◆FiercePharma May 29, 2014 Top 10 best-selling cancer drugs of 2013 http://www.fiercepharma.com/special-reports/top-10-best-selling-cancer-drugs-2013 ◆医薬品産業ビジョン2013 資料編 厚生労働省 16.世界売り上げ上位30品目(2011年) 21/59頁 http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/shinkou/dl/vision_2013b.pdf ◆2012年世界のブロックバスター 抗がん剤15製品ランクイン疾患別で最多 ミクス調べ 公開日時 2013/06/21 05:05 https://www.mixonline.jp/Article/tabid/55/artid/44547/Default.aspx ◆大阪大学免疫学フロンティア研究センター 免疫ネットワーク研究室 研究プロジェクト1) 分泌膜小胞エクソソームの生理作用と放出機構 http://immnet.ifrec.osaka-u.ac.jp/research.html ◆国立がん研究センター研究所 プレスリリース 2014年4月8日 がん細胞が分泌するエクソソームを簡便に検出する画期的方法を開発 http://www.ncc.go.jp/jp/information/press_release_20140408.html ■pathway : DNAチップ研究所 「複数の生体分子の相互作用から 構成されており、生体を維持・活動していくのに必要な生命現象を 制御している、生物学的過程・経路のこと」 ※アドレスは表示エラー ■biglycan : Weblio 辞書 > > JST科学技術用語日英対訳辞書 細胞外マトリックスのプロテオグリカンの1種 同義語(異表記) Bone Proteoglycan #
by lumiere6
| 2014-11-30 21:32
| 北大 セミナー他
10月27日 北海道大学遺伝子病制御研究所 金沢大学がん進展制御研究所
ジョイントシンポジウム 2014 *抄録集が配布された ポスター http://www.igm.hokudai.ac.jp/event/pdf/20141027.pdf 「慢性炎症反応による消化器がんの発生と悪性化機構」 金沢大・大島正伸氏 ・浸潤過程における炎症の役割(例:大腸がん) Wnt活性化&TGF抑制 → 浸潤・悪性化、腫瘍の大きなものだけ浸潤化 → 腫瘍サイズ依存的な炎症性微小環境 ・TGF-β 阻害と潰瘍性大腸炎 ・X線照射(野生型マウス)による腸管粘膜の修復(?)と再生 再生腸管粘膜におけるTGF-βシグナルの役割 (粘膜の再生に重要) ・慢性粘膜炎症 → TGF-βシグナル遮断 → 浸潤がんの発生との推測 ・日本癌学会シンポジウム/共同利用・共同研究拠点シンポジウムをご案内 2015年1月21-22日 「がん幹細胞・微小環境・分子標的」 石川県立音楽堂 筆者検索 ◆公益財団法人 千里ライフサイエンス振興財団 理事長 岸本忠三氏 http://www.senri-life.or.jp/index.html ・千里ライフサイエンスセミナー ストリーミング動画配信中 一覧 http://www.senri-life.or.jp/movie/semi_mokuji.html 大島正伸先生 2014.5.28開催 マクロファージの多彩な機能と疾患 2014.7.28開催 上皮極性シグナル制御とその異常による病態 浅原弘嗣先生(東京医科歯科大学 医学部) 2014.2.21開催 生命科学・医薬研究を拓くマイクロRNAの最前線 ◆ 『 Carcinogenic Spiral 』 News Letter 2014.Oct 全36頁 http://www.microbiol.m.u-tokyo.ac.jp/spiral/jp/newsletter/newsletter_vol4-2.pdf 続きは、「10月末までの雑記 3 北大セミナー2」 として、分けました。 #
by lumiere6
| 2014-11-23 20:53
| 北大 セミナー他
9月4-5日 第12回 未来創薬・医療イノベーション拠点形成
国際シンポジウム これまでの成果と今後の展望 場所:北大医学部学友会館フラテ (1日目:英語、2日目:日本語) プログラムとポスター *抄録集は英語で1日目とポスターセッションのみでした http://www.cris.hokudai.ac.jp/cris/innovahome/event/140904.html 英語だと尚更に分からないながらも、Educational Lectureの Current Status and Future Perspective of PET/CT Imaging in Clinical Oncology:Satoshi Takeuchi, M.D., Ph.D. (Hokkaido University, JPN) で 紹介された図が興味深く、出典をメモしました。 検索したところ、このサイトのimageの中の 「figure6」 だったと思います。 『Cell 』 Volume 144, Issue 5, p646–674, 4 March 2011 Douglas Hanahan&Robert A. Weinberg http://www.cell.com/abstract/S0092-8674(11)00127-9 それから Special Lecture のMolecular Imaging for Translation and Guidance of Cardiovascular Molecular and Cellular Therapy : Frank M. Bengel, M.D. (Medizinische Hochschule Hannover, GER) では 「Target,Agent,Imaging,Therapy」 の語を、三角形の平面図を小三角形で 4分割した中に入れ込んだイラストも印象的でした。 2日目(日本語)は、メモを入力したけれどデータを間違って削除してしまい、ほぼ略 医療部門 *当日の登壇順はプログラムと違います、以下、質問やコメントも含む ・腫瘍内低酸素イメージング剤へのニーズ、18F- fluoromisonidazole(FMISO) ・臨床試験に関する法規制、ガイドライン、ヘルシンキ宣言2013.10 修整 ・初めて人に投与することは、大学でのハイレベルな研究が前提、透明性・倫理性・信頼性 ・何に役立つのか最初から詰めておかねば、安全だが有効性は... 開発期間の短さが 求められる。 ・低酸素(領域)に効きにくい化学療法との関係も考えていくべき ・PET融合装置、三菱重工の放射線治療装置 (Vero) に対向型PETの組込みを想定 散乱線やバックグラウンド゙ノイズに起因する信号除去が課題 画像再構成ソフト(256×256像度 49秒) の開発、2分以内の収集/準備が重要 リアルタイムトラッキングに関するシミュレーション検討、セットアップマージンに収まる精度 誤差1㎜以内、キャリブレーションを行う環境整備 ・次世代IGRT (Image Guided Radiation Therapy)の展開、転移腫瘍への適用 ・半導体SPECT装置、低酸素領域の不均一性を描写、多核種同時撮影を狙う、被曝削減 環境用ガンマカメラに適用、福島でロボットに搭載、一般環境に適用して活用 ・日立製作所: 高いエネルギー分解能、空間解像度と時間分解能 (nces *数字略) 散乱線の除去と多核種同時収載を可能に。 放射線照射装置(Liniax、X線)と ポジトロンマーカーをトラッキングする機構の融合、モンテカルロ・シミュレーション 最新の3D PET装置の散乱線補正の精度は相当高い。 マルチとレーサーという機能の変化を見るアプローチが少しずつ実用化されている 安静時 → (治療?)後の変化を見る、時間と共に変化する画像を解析 創薬部門 ・次世代ポストゲノム創薬ハブ、重点テーマ:スフィンゴ脂質の生理機能応用のメタボ改善薬 総合グライコミクスの基盤構築とマーカー探索、抗ウィルス薬の... ・SMS2 (スフィンゴミエリン合成酵素) 阻害薬の対象の拡大 ・ヒトアストロサイトモデル細胞と実験デザイン、 がん多段階発生説に基づくモデル 特別教育講演: 大隅良典・東京工業大学フロンティア研究機構 特任教授の結びより 基礎科学の大切さ、基礎科学とは技術のための基礎ではない。 ”役に立つ” 近視眼的にならないこと。 常識に捉われない。 流行を追わずに挑戦 精神的なゆとりをもって研究生活をしてほしい。 研究者の多様性の大切さ。 ポスターセッションで選ばれたのは、「創薬部門」が、北大遺伝子病制御研究所と 同薬学研究院、「医療部門」が、北大歯科口腔外科と日立製作所中央研究所の 方々でした。日立のポスターは、眺めたとき受賞を予想しました。 タイトルは、 Nine-Pixel Matched Collimator for Low- and Medium-Energy SPECT Imaging #
by lumiere6
| 2014-11-11 21:53
| 北大 セミナー他
更新しそびれた事柄は、もはや見出しの箇条書きにて季節の区切りをつけます。
8月24日 【徳川美術館展 尾張徳川家の至宝】 (北海道立近代美術館) 特に印象に残ったのが、 「白綸子地紗綾形に団扇・桜・藤・菊文振袖」 映画やテレビの時代劇の衣装に眼がなじんでいても、歴史を経た本物を僅かでも 見ることの方が、時代小説の描写がよりイメージしやすくなった、と思います。 「菊折枝蒔絵四種盤」 組香 : 源平香、競馬香、名所香、矢数香 組香で香りを”聞き分け”、正しければ貴族的な姿の小さな騎馬人形や旗を1駒ずつ 進めるもので、精巧な模型と盤の意匠(レイアウト)が魅力的でした。 例えば組香なしで、双六のような仕組みが複雑にアレンジされると、大人も子供も幅広く お正月に限らず、優雅な気持で楽しめるのではないでしょうか。 ただし、伝統の品格と競技を進める時間の緩やかさは保持して欲しいです。 どんなに画像で芸術的な細部を再現しようとも、電子ゲーム化は望みません。 情報・知識として観る場合ならともかく、実際に触れる・体験することで育まれる情操が あるはずです。話がそれますが、小さくても丹精された盆栽には、自然体でありながら 空間を制するような力を感じます。そして、この四種盤にこだわっているわけではなく、 ”速さ” をクリックやスイッチで思いどうりにできない遊びの面白さを見直したいです。 「葵紋散蒔絵兵粮入」 お弁当箱を大きくした風で、身体にフィットするように湾曲した形に感心しました。 「寛永の三筆 本阿弥光悦筆 新古今和歌集抜書」Extract of Poetry Anthology 17世紀 桧の葉で金泥と雲母を捺して忍草を表わした料紙に書かれていました。 旅(道中)の携行用に作られた 「手ぬぐい掛け」 や 「床几」 は現代に踏襲されており、 木の曲げ加工、お道具の塗りと装飾など、日本人の創意工夫、繊細な技術を改めて 実感しました。 【筆者検索】 ・綺陽装束研究所 ホーム http://www.kariginu.jp/ 装束の知識と着方 > 雅なお遊び > 香道への招待>その2 香道具のいろいろ http://www.kariginu.jp/kikata/koudou2.htm ・漢方薬のきぐすり.com トップ http://www.kigusuri.com/ 和の香り>組香について(1) http://www.kigusuri.com/asano/asano_22.html ・木材を自在に曲げる -アルカリ処理による木材の可塑化- 中野隆人 (林産試験場 木材化学科) 1987年8月号 http://www.fpri.hro.or.jp/rsdayo/22119052001.pdf #
by lumiere6
| 2014-10-31 22:05
| la vie
|
カテゴリ
タグと月表示は下に…
このブログ内の図・写真他
無断転載、改変使用不可 レイアウト上、句読点時々略 無料ブログを使用のため、 広告が表示されています。 私の信条・嗜好と無関係で いずれ有料に移行を希望 【リンク Ⅰ】 厚生労働省 : 輸入食品 監視業務 → 違反事例 独)科学技術振興機構 :SciencePortal (JST) 独)国立健康・栄養研究所ホーム 独)医薬品医療機器情報 総合機構 ホーム 国立国会図書館 国際子ども図書館 北海道大学附属図書館 北大学術成果コレクション 【リンク Ⅱ】 海の研究者 気になるロボット 技術系サラリーマンの交差点 巨人の肩の上より 文字・組版・印刷 moji 音訳の部屋 : 読み方辞典 (医・科学他) Science and Communication 山の手コラム __________ 【ぷちサイエンスmemo】 旧リンク先閉鎖につき、 ただいま不通中です。 タグ
詩歌(86)
食品(76) サスティナブル(74) 医・薬(72) コミュニケーション(44) 植物・花(34) 農林水産漁業(27) 絵画、建築、デザイン...(26) 薔薇(24) 社会・その他(23) 教育(19) 資源、廃棄物(15) 音楽、dance...(14) エネルギー(13) 産学・情報・CSR(12) バイオマス(9) 自然・生態系(9) ロボット・アンドロイド(7) 海・海洋(7) 環境経済(6) 検索
ファン
以前の記事
2015年 07月 2015年 02月 2014年 12月 2014年 11月 2014年 10月 2014年 08月 2014年 06月 2014年 05月 2014年 02月 2013年 11月 2013年 09月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 最新のトラックバック
その他のジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||